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2005 Fiscal Year Annual Research Report

PETを用いたエストロゲン受容体陽性腫瘍の治療個別化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17591280
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

古賀 博文  九州大学, 大学病院, 助手 (90343318)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 雅之  九州大学, 医学部, 教授 (40240907)
阿部 光一郎  九州大学, 大学病院, 助手 (00380387)
林 和孝  放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 薬剤師 (00325458)
塩山 善之  九州大学, 大学病院, 助手 (10323304)
本田 浩  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90145433)
Keywords放射線 / 癌 / PET / 治療個別化
Research Abstract

本年度はエストロゲン受容体発現が期待される悪性腫瘍9例に対してFDG-PETを施行し、糖代謝評価を行った。全例乳癌で、女性であり、年令は39-69才(中央値51才)であった。7例が初発例、2例が再発例であった。
初発例の原発巣のエストロゲン受容体陽性5例、陰性2例であった。エストロゲン受容体陽性例でFDG集積を視覚的に評価したところ、3例がFDG集積陽性、2例がFDG集積陰性であった。一方、エストロゲン受容体陰性例で、FDG集積を視覚的に評価したところ、全例(2例)でFDG集積陽性であった。以上の結果よりFDG集積とエストロゲン受容体発現には相関は認めなかった。
そこで、原発巣の大きさとFDG集積の有無に関して検討した。FDG集積陰性の2例はいずれも大きさが1.5cm以下であった。一方、FDG集積陽性の5例はいずれも1.6cm以上であった。FDG集積(陽性群と陰性群)と大きさ(1.6cm以上群と1.5cm以下群)の独立性をフィッシャーの直接確率計算法で検定したところ、p=0.048であった。従ってFDG集積の有無と大きさの間に相関が示唆された。
更に、FDG集積陽性群5例において、集積の程度(SUV値)と大きさの相関を検討したが、有意ではなかった。再発例では、2例とも初発時の原発巣エストロゲン受容体発現は陽性であった。2例中、再発部のエストロゲン受容体発現を確認できたのは1例であり、エストロゲン受容体発現は陽性であった。いずれもFDG集積は陽性であった。再発部の大きさはいずれも2cm以上であった。
上記9例は、初発例では全例手術がされている。術後ホルモン療法もしくは化学療法の追加がなされている。再発例では1例が放射線治療+化学療法+ホルモン療法、1例が化学療法+ホルモン療法を行い、治療効果の経過を観察している。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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