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2006 Fiscal Year Annual Research Report

PETを用いたエストロゲン受容体陽性腫瘍の治療個別化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 17591280
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

古賀 博文  九州大学, 大学病院, 助手 (90343318)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 雅之  九州大学, 医学部・保健学科, 教授 (40240907)
阿部 光一郎  九州大学, 大学病院, 助手 (00380387)
金子 恒一郎  九州大学, 大学病院, 医員 (80403947)
塩山 善之  九州大学, 大学病院, 助手 (10323304)
本田 浩  九州大学, 大学院医学研究院, 教授 (90145433)
Keywords放射線 / 癌 / PET / 治療個別化
Research Abstract

本年度はエストゲン受容体発現が期待される悪性腫瘍である悪性黒色腫35例に対してFDG-PETを施行し、このうち抗エストロゲン製剤であるタモキシフェンを用いたDAC-Tam療法を行った再発例6例に関して検討を行った。対象は男性5例、女性1例であり、年令は35-68才(中央値57才)であった。内訳は、肺転移2例、副腎転移1例、髄膜播腫1例、頚部リンパ節転移1例、肝骨リンパ節の多発転移が1例であった。治療効果は、CTもしくはMRI測定した主病変の大きさをDAC-tam療法の前および2〜3クール後に治療後で比較し、縮小したものを効果ありとした。
治療後効果を認めたのは6例中2例であった。治療前にFDG-PETにて視覚的に異常集積を認めたのは6例中4例であった。治療効果ありであった2例中1例がFDG集積陽性、治療効果が認められなかった4例中3例がFDG集積陽性であった。FDG集積を認めた4例中1例に治療効果を認め、FDG集積を認めなかった2例中1例に治療効果を認めた。FDG集積(陽性群と陰性群)と治療効果(効果ありとなし)の独立性をフィッシャーの直接確率計算法で検定したところ、相関は認めなかった。
FDG集積と治療前の主病変の大きさを検討したところ、10mm以下が2例認められいずれもFDG集積は認めなかったが、11mm以上4例についてはすべてFDG集積を認めた。FDG集積と大きさ(11mm以上群と10mm以下群)の独立性をフィッシャーの直接確率計算法で検定したところ、統計的有意差は認めないものの、小病変はFDG集積陰性となる傾向にあり注意が必要と考えられた。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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