2005 Fiscal Year Annual Research Report
MRIとCTによるAdamkiewicz動脈の診断法の開発
Project/Area Number |
17591291
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
吉岡 邦浩 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (70210648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 隆之 岩手医科大学, 医学部, 講師 (50244918)
新沼 廣幸 岩手医科大学, 医学部, 助手 (90382598)
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Keywords | MRI / CT / 大動脈 / 大動脈瘤 / 脊髄 / 脊髄循環 / 血管造影 |
Research Abstract |
1.1.5テスラ超伝導MRI装置と16列あるいは64列マルチスライスCTを用いたMR血管造影、ならびにCT血管造影の手法をファントム実験によって検討した。これにより、MRI、CTともにボクセルサイズが0.5mmX0.5mmX0.5mmの高い空間分解能を有する画像が得られるようになった。 2.上記で得られた方法を用いて正常人ボランティア5名に対して応用し人体での撮影を行った。これによって実際の臨床的な使用にも充分耐えられることを確認した。 3.これらによって得られたデータは、今回科学研究補助金で購入した画像解析用ワークステーション(Zio M900)にDVDを用いてオフラインで転送し、画像データのを解析を行うとともに、3次元画像を含めた画像表示方法についても研究を行った。その結果、従来は困難であったcurved planar reformation(CPR)法やvolume rendering(VR)法を用いた三次元画像による表示が、高い空間分解能に支えられて可能であることが判明した。 4.以上のような良好な結果が得られたので、大動脈瘤患者に対する臨床応用を年次計画よりも早く開始した。 5.真性大動脈瘤、解離性大動脈瘤患者で同意を得られた症例を対象としてMR血管造影とCT血管造影を行った。 未だ症例数が少ないので描出能や診断率を算出する段階にはないが、新しい3次元画像表示方法や、貴重と思われる臨床データについては既に英文論文にて研究発表を行った(裏面11.研究発表欄参照)。
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Research Products
(6 results)