2006 Fiscal Year Annual Research Report
フラットパネルディテクターにおける散乱X線除去用グリッドの適用研究
Project/Area Number |
17591308
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Research Institution | Kyoto College of Medical Technology |
Principal Investigator |
笠井 俊文 京都医療技術短期大学, 診療放射線技術学科, 教授 (70194701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
向井 孝夫 京都医療技術短期大学, 教授 (40093322)
西谷 源展 京都医療技術短期大学, 教授 (30228184)
赤澤 博之 京都医療技術短期大学, 講師 (10369655)
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Keywords | 平面検出器 / 直接変換型FPD / デジタル画像 / 入出力特性 / エネルギー特性 / 散乱X線除去用グリッド / 医療画像 / 映像システム |
Research Abstract |
1)直接間接型FPDの散乱X線特性 直接変換型FPDシステム(島津社:RADIOTEX Safire)は蛍光体を用いていないため、X線エネルギー依存性は従来からの蛍光体を用いた増感紙/フイルムシステムや間接変換型FPD方式とは異なる。特に低エネルギー領域の散乱X線に対する感度特性から、その除去に有効な散乱X線除去グリッドを選定し、被ばく線量低減および画質向上を目指した。 撮影管電圧を変化させて、被写体厚を変化させた場合の散乱X線の画質に与える影響を調べた。散乱X線除去用グリッドを用いた場合におけるコントラストの改善能をCNR(contrast to noise ratio)とバーガーファントムを用いて評価した。 直接変換型FPDでは、比較的低エネルギーの散乱X線に対して高感度となる傾向があることが判明した。そのため、撮影条件の決定および散乱X線除去用グリッドの選定において考慮する必要がある。 2)放射線治療用間接型FPDの特性試験 放射線治療用FPDは高エネルギーX線に対応するため、診断用FPDをベースにして種々の改良が加えられている。研究では(1)入出力特性、(2)解像度特性、(3)ノイズ特性、(4)CNR(contrast to noise ratio)を測定し、装置間の相互比較や高画質化のための基礎的な画像特性を評価した。結果は、入出力特性は直線性が保たれていた。また、簡易なファントムによるCNR測定では、画像を視覚的に評価することが可能で、容易に主観的な評価ができた。 これらの研究成果は、日本放射線学会第34回秋季学術大会(札幌)および日本放射線技術学会第63回総合学術大会(横浜)で報告した。
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Research Products
(5 results)