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2005 Fiscal Year Annual Research Report

アポトーシス抑制蛋白質Bc1-xLの分子イメージング法開発のための基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 17591309
Research InstitutionResearch institute for Brain and Blood Vesseis Akita

Principal Investigator

高橋 和弘  秋田県立脳血管研究センター(研究局), 放射線医学研究部, 主任研究員 (20370257)

Keywords生体分子 / 脳・神経 / 放射線 / 分子認識 / 標識合成 / アポトーシス / PET / 分子イメージング
Research Abstract

アポトーシスを抑制するタンパク質Bcl-xLに特異的に結合する低分子化合物BH3I-2'の構造類似体F-BH3I-2'の^<18>F標識合成に成功した。サイクロトロン用いて^<18>O水をターゲットとして^<18>O(p,n)^<18>F反応で産生する[^<18>F]フッ素アニオン水溶液製造し、テトラブチルアンモニウム重炭酸塩にして活性化した後、十分水分を除去し、DMSO中130℃で標識前駆化合物(芳香環の4級アンモニウム塩)との求核置換反応を行った。10分間反応後、反応液中の[^<18>F]F-BH3I-2'は分取HPLCを用いて分取し、有機溶媒を除去し可溶化のためエタノールを添加した後、塩濃度を調製して5%エタノールを含有する注射剤として得られた。さらにラットを用いた体内動態の測定を行った。製造した[^<18>F]F-BH3I-2'注射液をラット12匹に投与し、5分、15分、30分、60分で屠殺した。臓器を取り出し重量と放射能を計測して各臓器の時間-放射能(%dose/g)曲線を作成した。また、肝臓中の放射性代謝物をTLCを用いて測定した。TLCはイメージングプレートに感光し、BAS5000で読み取った。標識合成は放射化学的收率50%、放射化学的純度99%、合成時間は60分であった。体内分布は肝臓に非常に高い集積を示し、他の臓器への集積は低かった。特に脳への集積は非常に低く、血液よりも低値を示した。また肝臓での代謝物は60分後でもほとんど見られなかった。今後は、脳への集積が低いながらも肝臓から離れているため画像化は期待できるので、脳虚血モデルを用いた実験を行ない、虚血周辺部での放射能集積について検討し、PET用標識プローブとしての有用性を検討する予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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