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2005 Fiscal Year Annual Research Report

扁平上皮におけるStemCellFactorの同定と癌の診断・治療への応用

Research Project

Project/Area Number 17591391
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

野本 周嗣  名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (40300967)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小池 聖彦  名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (10378094)
中尾 昭公  名古屋大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70167542)
Keywords扁平上皮癌 / Stem Cell Factor / Sox-2遺伝子 / 発現 / mRNA / 蛋白 / プロモーター / 腫瘍マーカー
Research Abstract

扁平上皮癌におけるStem Cell FactorとしてのSox-2遺伝子の発現を、食道癌摘出標本60例においてmRNAレベル、蛋白レベルで検討している。mRNAレベルは定量PCRにて検討しており、正常組織での発現と癌組織での発現を比較して、腫瘍の大きさ、病期分類、リンパ節転移の有無、遠隔転移様式、浸潤度などの病理因子や予後などに有意な差を認めないか、統計学的に検討中である。また、蛋白レベルでの発現についても免疫組織化学染色での検討のため染色スライドの準備中である。
また、Stem Cell FactorとしてのSox-2遺伝子の発現を制御する転写因子を解明するため、Sox-2遺伝子のプロモーター領域のクローニングを行っている。クローニングしたプロモーター領域はLuciferase ReporterVectorにサブクローニングして、プロモーター解析を行っていく予定である。
Sox-2遺伝子は各種癌でしばしばゲノムの増幅(amplification)を認める3q26-27に位置しているため、Sox-2遺伝子の発現に関わる因子として、食道癌組織において、この領域のamplificationを認めないか、Southern Blotting法にて検討している。
また、Sox-2遺伝子の扁平上皮癌における腫瘍マーカーとしての応用の可否について検討するため、食道癌患者で、術前、術後の採血により血液中のmRNAを抽出し、定量RT-PCT法によるSox-2遺伝子の検出を試みる予定であり、患者血液検体を採取し標本を集めている。
以上のように、研究は完結していないが、順次進行中である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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