2006 Fiscal Year Annual Research Report
大腸癌術後に前向きに経過観察された大腸腺腫の発生・増大に関わる遺伝子異常の検索
Project/Area Number |
17591434
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
冨樫 一智 自治医科大学, 医学部, 講師 (10316531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮倉 安幸 自治医科大学, 医学部, 講師 (50306122)
高田 理 自治医科大学, 医学部, 研究員 (50382924)
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Keywords | 大腸腺腫 / 大腸癌術後 / 大腸内視鏡検査 / マイクロアレイ |
Research Abstract |
1997年4月以降、大腸癌術後患者を対象に実施している大腸内視鏡患者において、発見された6mm以下の大腸ポリープのうち経過観察が可能と判断された500病変があり、367病変で再度内視鏡検査が実施された。現在までに平均3.6±2.2年の観察期間中に3.6±1.6回の大腸内視鏡検査が実施された。ポリープ径の変化は、不変294病変、縮小12病変、増大61病変であった。増大の程度は、2mm:35病変、3mm:16病変、4mm:5病変、5mm:3病変、6mm:1病変、11mm:1病変であり、11mm増大した病変は身体的事情により7年8ヶ月の間、大腸内視鏡検査が実施できなかった例であった。この病変は、内視鏡的に切除され、病理組織学的には中等度異型腺腫であることが確認されている。増大したポリープ61病変のうち内視鏡治療が行われた病変は36病変あったが、病理組織学的には軽・中等度異型腺腫32病変、過形成性ポリープ4病変であった。癌化例は一例も認められなかった。今年度は、経過観察された腺腫7病変あった。この7病変を含めて14病変において、全患者から遺伝子学的検索に関する研究協力承諾書をいただき、現在、凍結保存中である。以上の行程は、冨樫一智が中心となって実施し、この研究成果は平成19年度の米国大腸直腸外科学会(ASCRS)において口演発表が予定されている。 "増大した腺腫"と"腫瘍径に変化のない腺腫"からmRNAを取り出し、マイクロアレイ法により比較検討することを目的としているが、本年度は、14病変からmRNAを抽出した。この検索は、現在遂行中である、以上は、本年度から宮倉安幸が中心となって実施した。
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[Journal Article] High Prevalence of Sessile Serrated Adenomas With BRAF Mutations : A Prospective Study of Patients Undergoing Colonoscopy2006
Author(s)
KJ Spring, ZZ Zhao, R Karamatic, MD Walsh, VLJ Whitehall, T Pike, LA Simms, J Young, M James, GW Montgomery, M Appleyard, D Hewett, K Togashi, JR Jass, BA Leggett
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Journal Title
Gastroenterology 131
Pages: 1400-1407
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