2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17591450
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
関 直子 久留米大学, 医学部, 助手 (40226634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 友昭 久留米大学, 医学部, 助手 (00261066)
唐 宇飛 久留米大学, 医学部, 助手 (60268901)
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Keywords | 癌 / 免疫学 |
Research Abstract |
IL-18はマクロファージ系の細胞から産生され、T細胞によるIFN-gammaの産生を誘導する因子として発見された1型サイトカインである。従来その作用の多様性が報告されているが、共同研究者らのこれまでの研究においても、IL-18のもっ生理活性、呼吸器や皮膚疾患に対する関与について、分子免疫学的手法で解明されてきた(Hoshino et al.J Immunol,1999/Eur J Immunol,2000,etc)。癌においては、IL-12と共にNK細胞を活性化し、Th2誘導を抑制・Th1型細胞への分化を強力に誘導することにより抗腫瘍効果を発揮すると考えられている。IL-18のもたらす抗腫瘍効果について我々のin vitroでの解析においても、細胞障害性T細胞(CTL)のdeath ligand発現増強など、免疫エフェクター相での効果が示唆された。一方、新しく樹立されたIL-1bプロモーターを用いたマクロファージ発現系IL-18トランスジェニック・マウスについての解析においては、従来報告されたイムノグロブリン・プロモーターを用いたリンパ球発現IL-18トランスジェニック・マウス(Hoshino et al, J Immunol,2001)に比してIL-18産生量が低く、癌治療モデルの確立・in vivo解析のためには、後者の方が適当であると考えられた。今後引き続きの検討を予定している。
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