2005 Fiscal Year Annual Research Report
テーラーメイド治療を目指したマイクロアレイ解析に基づく肺癌治療戦略
Project/Area Number |
17591458
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊豫田 明 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (10302548)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤澤 武彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80110328)
飯笹 俊彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (10272303)
渋谷 潔 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (20302565)
関 直彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (50345013)
守屋 康充 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (90375692)
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Keywords | 肺癌 / マイクロアレイ / 予後 / テーラーメイド治療 |
Research Abstract |
本研究は当施設の生命倫理委員会において受理されたため、インフォームドコンセントの得られた100例の肺癌患者からの手術後摘出検体より腫瘍組織検体と正常肺組織検体を採取し、mRNAを抽出した。個々の検体を匿名化した状態で、oligoDNAマイクロアレイ解析を行った。対象としたDNAは既知の機能を有した10000遺伝子とし、その発現解析を行った。臨床病理学的背景因子として、性別、年令、喫煙指数、病理組織型、腫瘍径、臓側胸膜浸潤、肺内転移、リンパ節転移、再発等の臨床データを登録し、各臨床病理学的因子とマイクロアレイ解析による遺伝子発現の特徴を検討した。その一部は、2005年第105回日本外科学会定期学術集会、第22回日本呼吸器外科学会総会、第58回日本胸部外科学会定期学術集会、第46回日本肺癌学会総会にて発表した。さらに2005年American Association for Cancer Researchの96th Annual Meetingにて発表した。 関連研究として、肺癌の術前診断方法を研究し、2006年のThoracic Cardiovascular Surgeonにその結果を報告し、掲載された。Acknowledgementsに本補助金によるサポートを受けた主旨を記載した。 さらに、関連研究として、病理病期Ia期Pulmonary large cell neuroendocrine carcinomaの臨床病理学的特徴に関して研究し、The Journal of Thoracic and Cardiovascular Surgeryに投稿後acceptされ、掲載予定であるが、その論文においてもAcknowledgementsに本補助金によるサポートを受けた主旨を記載した。
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