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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ゲノム科学に基づく肺癌特異的な新規ペプチドを用いた癌免疫療法の確立

Research Project

Project/Area Number 17591459
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

関 直彦  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (50345013)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤澤 武彦  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80110328)
伊豫田 朗  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (10302548)
田中 ゆり子  千葉大学, 大学院医学研究院, 産学連携研究員 (40396685)
Keywordsマイクロアレイ / 遺伝子 / 染色体 / 免疫療法 / 肺癌
Research Abstract

本研究では、我々がこれまでに進めてきたゲノム科学の基盤研究技術を用いて肺癌の免疫療法のための候補遺伝子の探索を行い、肺癌細胞を攻撃する細胞障害性T細胞を誘導できるペプチドを見出すことである。17年度は以下の2点について研究を行うことを目的とした。1)、肺癌細胞に特異的に発現亢進する遺伝子や肺癌細胞でゲノムの増幅を起こす染色体領域の探索を行うこと。2)、臨床検体を用いた網羅的な遺伝子発現解析を行い、肺癌の組織系や臨床に特徴的な遺伝子の探索を行うこと。これら成果を基に将来的には、肺癌特異的な抗原(ペプチド)を用いて肺癌のワクチン療法となる医薬品の開発を目指すものである。
17年度の成果として、1)肺癌の病理標本からレーザーマイクロダイセクション法(病理切片からがん細胞のみを単離する方法)とゲノムアレイを組み合わせた肺癌特異的な染色体構造異常の検出を行い、ゲノムの異常(増幅)領域の探索を行った。その結果、肺癌の組織系に特徴的な染色体の増幅領域の検出可能であった。また、2)臨床検体100例を用いた大規模な遺伝子発現解析(1万種類の遺伝子)から肺癌の組織系や転移や予後に関与して発現が変動する遺伝子の探索が可能であった。探索できた候補遺伝子について定量PCRにて検証実験を行った結果、肺癌の免疫療法の候補となる遺伝子のリスト化が可能であった。18年度以降は、得られた遺伝子のアミノ酸配列に対してバイオインフォマティクス技術を駆使して、肺癌細胞を攻撃する細胞障害性T細胞を誘導できるペプチドを見出すことに研究をシフトしていく予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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