2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17591473
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
北市 隆 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (20335813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北川 哲也 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (80240886)
増田 裕 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (20314875)
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Keywords | EPC / 肺血管新生 / Dehydromonocrotaline |
Research Abstract |
【目的】 1.EPC移植による血管新生により,病的肺血管床が形態的・機能的に根治術可能な程度までに回復するか否か? 2.EPCの最も有効な肺への移植法は,(1)肺表面から直接肺内移植,(2)経気管支肺内移植,(3)肺動脈内投与のどれか? 【研究の進行概要】 イヌによる実験モデル作成に先立ち,EPC移植による肺血管新生のメカニズムの解明のためには,各種の抗体や遺伝子型を備えたマウスを用いた方がより効率的にEPC分離やEPC細胞の生着,増殖の状態を解析できると考え,まずマウスによるEPC細胞移植を計画した。 (1)肺高血圧マウスの作成:Dehydromonocrotaline(DHMC)の腹腔内投与を行った.DHMC 3mg/kg投与群と5mg/:kg投与群にて閉塞性肺血管病変の程度を比較検討中. (2)EPCの分離・培養:マウス長骨骨髄より得た白血球成分をFITC-CD34,PE-CD45にてラベル,さらにMACS beadsによりSortingすることでEPC採取を試みているが十分量のEPC採取に至っていない.分離法の改良が課題である. (3)EPCの肺への移植:今後,CD45.1マウスより採取したEPCをCD45.2マウスの肺に以下の方法で移植する予定である.(1)気管内投与 (2)眼底静脈注入 (3)経胸壁肺内投与 【研究の今後】 より臨床に近づけるため,イヌを用いEPC移植による肺血管新生が機能的に有効か否かを検討する予定である.
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