2005 Fiscal Year Annual Research Report
近赤外蛍光造影剤による次世代蛍光ガイド下手術システムの包括的研究
Project/Area Number |
17591537
|
Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
梶本 宜永 大阪医科大学, 医学部, 講師 (30224413)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒岩 敏彦 大阪医科大学, 医学部, 教授 (30178115)
宮武 伸一 大阪医科大学, 医学部, 助教授 (90209916)
青木 淳 大阪医科大学, 医学部, 助手 (90319559)
|
Keywords | 近赤外光 / 蛍光ガイド下手術 / 悪性神経膠腫 / ナビゲーション手術 / 蛍光造影剤 / 光線力学診断 / 光線力学療法 |
Research Abstract |
蛍光分布と腫瘍分布の対比のための実験モデル: 1)悪性の脳腫瘍モデルの作成 同腫瘍細胞を定位的にWisterラットの脳内に移植し、脳腫瘍モデルを安定して作成することが可能となった。 2)良性の脳腫瘍モデルの作成 また、良性脳腫瘍モデルとして、凍結脳損傷をラット脳に加え約2週間後の慢性期におけるBBBの破綻と炎症性の細胞浸潤が良性脳腫瘍に類似することから、このモデルも安定して作成することが可能となった。 近赤外蛍光手術顕微鏡システムの開発: Indocyanine green,SF-64に共通して使用できるレーザー光(780nm, 30mW)を励起光源として用いた。これに800nmのローパスフィルターを顕微鏡内の光学系に設置するシステムを作成した。ローパスフィルターは、フィルター交換機にて手動で切り替えることが可能である。近赤外撮影用のCCDカメラは、Cマウント光学系を介して顕微鏡に装着した。また、CCDカメラはフレーム蓄積により感度を大幅に上げることが可能になるような仕様とした。現在、イメージグラバーボードからパソコン内に画像を取り込み、画像処理システムのソフトを開発中である。 上記システムにより、近日中に近赤外蛍光実験が可能となる。
|
Research Products
(1 results)