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2006 Fiscal Year Annual Research Report

細胞周期関連遺伝子INK4ファミリーによる末梢神経損傷後の軸索伸展作用

Research Project

Project/Area Number 17591567
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

村瀬 剛  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50335361)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉川 秀樹  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60191558)
森友 寿夫  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00332742)
Keywords細胞周期関連遺伝子 / 末梢神経 / 軸索伸展
Research Abstract

サイクリン依存性キナーゼインヒビター(CDKI)のなかのCip/Kipファミリー(p21、p27、p57)は、神経軸索伸展に阻害的に働くRho/Rho-kinase経路の活性をそれぞれ抑制することが報告されているが、CDKIの他のファミリーであるINK4ファミリー(p15,p16,p18,p19)については細胞周期関連以外の機能を解明した報告はない。そこでINK4ファミリーが、Cip/Kipファミリーと同様に神経軸索伸展作用を有し、末梢神経損傷彼の機能回復に貢献しうるかどうかを解明するために研究を開始した。昨年度に引き続き、INK4ファミリー遺伝子のクローニングを行い、N端、およびC端にtagを結合させたベクターの作製を行い、その細胞内局在の検討を行った。HEK293T細胞、後根神経節細胞、小脳顆粒細胞に強制発現させ、蛍光免疫染色法によりその局在の確認を行った。またウエスタンブロッティング法でも発現の確認を行った。HEK293T細胞では細胞骨格形成について(actinを用いた蛍光免疫染色など)詳細な検討を行った。後根神経節細胞および小脳顆粒細胞では、細胞の形態の変化(神経突起伸展など)についても検討を行った。またp21、p27がそれぞれスレオニン残基、セリン残基がリン酸化を受けることによってその局在を核内から細胞質へと変化させることから、INK4ファミリー遺伝子でも同様にスレオニン残基、セリン残基に対する変異体を作製し、その局在や機能に変化をもたらすかどうかについて昨年度に引き続いて検討を行った。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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