2006 Fiscal Year Annual Research Report
メカニカルストレスの感知機序と骨形成促進効果への低分子Gタンパクの役割の検索
Project/Area Number |
17591588
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Research Institution | OSAKA CITY UNIVERSITY |
Principal Investigator |
祷 史明 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 登録医 (70381986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高岡 邦夫 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30112048)
香月 憲一 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (80254407)
岩城 啓好 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (20381981)
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Keywords | メカニカルストレス / 骨芽細胞 / 骨形成 / BMP / 低分子G蛋白 |
Research Abstract |
MC3T3-E1及びST-2細胞にRho kinase inhibitorであるY27632で処理を行ったうえ細胞伸展装置ST-140にてストレッチをかけ、シグナル伝達経路に変化が起こるかの検討を試みたが、高濃度投与では細胞が接着せずにストレッチをかけることができず、逆に低濃度投与ではストレッチをかけてもALP活性に差は認めなかった。またストレッチにてRhoの活性が寄与しているかを確認するためE1及びST-2をシリコンチャクバー内で培養し12時間ストレッチをかけ、RhoA活性をコントロールと比べたが有意差は認めなかった。 次にストレッチとBMPシグナルの相関を調べた。まずST-2とE1を用いてBMP4コンディションメディウムに対するALP活性を調べたが、ST-2はBMPに対し容量依存的に反応し、E1の反応は悪かった。続いてST-2に対しストレッチ条件を変更し調べたところ、安定してALP活性を上昇させる至的ストレッチは1%のストレッチであることが判明。しかし1%のストレッチを24時間かけたST-2に5%BMP4コンディションメディウム50ng/mlをかけ48時間培養しても相乗作用は認めず逆にALP活性は低下したる 今後の展開であるが、Rho inhibitorを直接用いる方法は細胞接着を阻害しストレッチがかからないのでmutant low molecular G protein(dominant negative)を細胞内に誘導しストレッチとの相関を調べる予定である。 またRhoAシグナルの制御はMAPK経路とは違う経路が予想されるため、当研究室にてBMPの作用を相補的に増強する働きがあるというDataが出ているcAMPに着目し、細胞のcAMP濃度をELISAを用いて測定する。その際他のsignal cascadeのinhibitorを使用することにより各シグナルとの相互性も評価する予定である。
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[Journal Article] Osteoblasts provide a suitable microenvironment for the action of receptor activator of nuclear factor-kappaB ligand.2006
Author(s)
Yamamoto Y, Udagawa, Matsuura S, Nakamichi Y, Horiuchi H, Hosoya A, Nakamura M, Ozawa H, Takaoka K, Penninger JM, Noguchi T, Takahashi N
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Journal Title
Endocrinology 147・7
Pages: 3366-74
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