2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17591600
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Research Institution | Toin University of Yokohama |
Principal Investigator |
落合 晃 桐蔭横浜大学, 医用工学部, 准教授 (60398972)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 眞 桐蔭横浜大学, 医用工学部, 教授 (00170465)
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Keywords | 関節リウマチ / 破骨細胞 / 抗TNFα抗体 |
Research Abstract |
本年度の研究目的 昨年度、抗TNFα抗体製剤(インフリキシマブ)のSCID-HuRAgpitモデルにおける効果を検討した所、移植滑膜組織重量、血液中サイトカイン濃度に対し効果は確認されなかった。そこで、本年度は臨床における使用状況に準じ、メトトレキセート(MTX)との併用効果について検討を行った。 方法 インフォームド・コンセントを得られた関節リウマチ患者より摘出した滑膜組織0.5gを直径5mmの象牙質とともにSCIDマウス背部に移植した。インフィリキシマブは移植翌日よりをオスミウムポンプを用いて、MTXは経口的に14日間投与を行った。移植28日後に滑膜組織および象牙質を摘出した。摘出滑膜組織の重量を測定すると共に、病理学的評価を行った。象牙質は、pit hole数を測定する事により骨破壊に対する影響を検討した。さらに血液中のサイトカイン(TNFα、IL-6)濃度も測定した。 結果と考察 インフリキシマブとMTXの併用群とコントロール群において滑膜組織重量に有意差は認められなかったものの、pit hole数、病理学的評価、TNFα濃度に有意な現象が認められ、併用投与の有効性が確かめられた。また、インフィリキシマブ単独投与群においても病理学的評価、TNFα濃度に有意差が認められ炎症に対する効果が期待された。併用投与時にpit hole数が有意に減少した事から、抗炎症効果だけでなく骨破壊抑制作用も期待できる事が確認され、この事は、臨床における知見を支持する結果となった。
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