2005 Fiscal Year Annual Research Report
ピロールイミダゾールポリアミドによる低酸素応答転写因子阻害と尿路癌抗癌剤耐性克服
Project/Area Number |
17591667
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
影山 幸雄 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (10211153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 弘 京都大学, 理学研究科, 教授 (50183843)
木原 和徳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (40161541)
兵地 信彦 東京医科歯科大学, 医学部, 非常勤講師 (30275896)
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Keywords | 低酸素 / 転写 / 抗癌剤 / 細胞周期 / ポリアミド |
Research Abstract |
1)VEGFプロモーター遺伝子を組みこんだリポーターアッセイシステムの構築。 (ア)Hypoxia Inducible Factorの結合配列HREを組み込んだレポーター遺伝子の大量調整。 (1)pVEGF3.5:VEGF遺伝子プロモーター領域3.5kbを組み込んだもの。 (2)pVEGF0.4:VEGF遺伝子のプロモーター領域0.4kbを組み込んだもの。 (3)pVEGF HREx4:HRE配列を4回繰り返して合成したもの。 (イ)Hypoxia inducible factor関連遺伝子の大量調整。 (1)pCMV HIF1α: Hypoxia inducible factor 1α全長遺伝子 (2)pCMV HIF1α(delta ODD): Hypoxia inducible factor 1α全長遺伝子から低酸素依存分解ドメイン(ODD)を削除したもの。 (3)pTRE-EPAS: Hypoxia inducible factor 2α全長遺伝子。 (4)pARNT: Hypoxia inducible factor 1とDimerを形成する遺伝子。 2)HREおよびHypoxia inducible factor 1α翻訳領域を認識するヘアピンポリアミドを合成。 (ア)HRE1,HRE2,HRE3: HREを認識。 (イ)HIF1: Hypoxia inducible factor 1α翻訳領域を認識。 3)合成ヘアピンポリアミドのVEGF転写抑制能の評価。 (ア)HIF,レポーター遺伝子をヒト胎児腎上皮細胞293への遺伝子導入。 (イ)遺伝子導入細胞をポリアミドに暴露。 (ウ)結果: (1)HRE1,HRE2,HRE3を同時に投与することでVEGFの転写は有意に抑制(Acta Oncologica in press) (2)HIF1もVEGFの転写を抑制。
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Research Products
(3 results)