2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17591682
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
鎌野 寛 香川大学, 保健管理センター, 教授 (60284337)
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Keywords | 新光線力学 / 培養細胞 |
Research Abstract |
各種株化細胞をフェノルレッドを添加したRPMI1640培地にウシ胎児血清(FCS)10%を加え37℃、5%CO_2濃度下で培養した。細胞が対数増殖期に入った段階で細胞をリン酸緩衝液(PBS)にて洗浄することによりFCSを取り除いた。次に培養細胞にフェノールレッドを取り除いたRPMI1640培地を加える。この時、注意するべきことはFCSを添加しないことであることが判明した。そして、培地に13,17-bis(1-carboxypropionyl)carbamoylethyl-3,8-bis(1-decallyloxyethyl)-2,7,12,18-tetramethyl-porphyrinato gallium(III)を一定量添加し、37℃、5%CO_2濃度下で一晩インキュベートした。次に培養細胞をリン酸緩衝液(PBS)にて洗浄し13,17-bis(1-carboxypropionyl)carbamoylethyl-3,8-bis(1-decanyloxyethyl)-2,7,12,18-tetramethyl-porphyrinato gallium(III)を取り除いた。そして、フェノールレッドを添加していないRPMI1640培地に、ウシ胎児血清(FCS)10%を加え、培養細胞に添加した。培養細胞に37℃、5%C0_2濃度下で525nmの可視光線を1時間照射した。その後も培養細胞の培養を持続した。これまで得たデータでは多くの培養細胞において24時間〜48時間で光学顕微鏡下において核の断片化が観察されていた。H18年度、(1)F9細胞においては核の断片化が一部の細胞において起こること、(2)核の断片化が起こるのに時間が長くかかることが判明した。今後、細胞の種類による薬剤の効果発現時間、形態学的な差について検討したい。
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