2006 Fiscal Year Annual Research Report
エピジエネティクスを誘導するRNAiによる子宮頸癌治療法の基礎研究
Project/Area Number |
17591740
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
吉野内 光夫 岡山大学, 医学部, 非常勤講師 (50261235)
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Keywords | HPV 16 / HPV 18 / E6 / E7 / RNAi / siRNA / 細胞増殖 |
Research Abstract |
siRNAによるDNAメチル化とヒストンH3メチル化誘導確認モデルとして,プロモーター欠失GFP発現ベクター,pEGFP-1にLCR配列(Bam HI fragment)を挿入したコンストラクトをHPV陰性子宮頚癌由来C33a細胞に遺伝子導入し,stableな発現クローンを選択した。HPV16 LCR領域内にあるメチル化シチジンをカバーするように11種類のsiRNAを作成した。これらを用いてメチル化感受性制限酵素によるCpG部位メチル化の検出実験およびクロマチン免疫沈降法によるメチル化ピストン(H3-K9)の検出を試みたが良好な結果がまったく得られなかった。 siRNA配列や投与濃度を変更するなどの努力を続けてきたが,現在までこれという結果を得ていないため,さらに導入方法や導入のタイミングを変えての実験を行っている。 この間,研究の契機となった論文「Induction of DNA methylation and gene silencing by short interfering RNAs in human cells : Hiroaki Kawasaki, Kazunari Taira」に不正捏造の事実が明らかとなっているため,今回の研究では結果が得られない可能性もあると言わざるを得ない。
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