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2006 Fiscal Year Annual Research Report

マイコプラズマ属の潜在感染による胎児拒絶型妊娠合併症発症の分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 17591765
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

辻 芳之  兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60148658)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長田 久美子  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (90068502)
岡村 春樹  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60111043)
玉置 知子 (橋本 知子)  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10172868)
KeywordsIL-18 / マイコプラズマ / 流産 / 不妊 / 免疫異常 / IL-8 / TLR / ウレアプラズマ
Research Abstract

マイコプラズマ属のUreaplasma urealyticum(Ur)感染の臨床的意義:妊婦の膣分泌物を培養し、UrよりDNAを抽出、urease geneをPCRにて増幅し、biovarを決定した。Ur感染に関して、正期産例のUr陽性例は901300(30.0%)、 biovar 1は55/61(90.2%)、 biovar 2は6/61(9.8%)であった。早産例のUr陽性例は15/30(50.0%)、 biovar 1が10/10(100.0%)であった。正期産例と早産例におけるUr感染率は早産例に有意に高く認められた。またbiotypeは正期産、早産ともにbiovar 1が高かった。
羊膜細胞でのToll like receptor(TLR)-2,-4発現:帝王切開より得られた胎盤の羊膜より羊膜上皮細胞培養を行い、RNAを抽出した。RT-PCRでTLR-2,TLR-4の発現が確認され、Urのlipoprotein(LP)およびグラム陰性菌のLPSは羊膜上皮細胞のTLR-2,-4に認識され活性化シグナルが伝達される可能性が示唆された。
Urが直接TLRを介して細胞を刺激することができるか:Urの菌体からLPを抽出した。TLR-2,-4の存在が知られているヒト単球系細胞株THP-1細胞に添加しTLRのリアルタイムPCRを行ったところ、TLR-2の発現増強が認められた。LPS及びUr LPで刺激したTHP-1細胞のapoptosis誘導は、無添加群に比べて有意に高かった。さらにELISA法にて、Ur LPで刺激されたTHP-1細胞は時間経過とともにIL-8の産生が増加したことが確認された。またLPS刺激したのちUr LPを添加し培養したところ、LPS単独添加に比べてLPS+LPではIL-8の産生が有意に増加した。IL-18は測定感度以下であった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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