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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ラット内耳に発現するKCNE/KCNQカリウムチャネルの構造・機能解析

Research Project

Project/Area Number 17591789
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

土井 勝美  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40243224)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北原 糺  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (30343255)
Keywordsメニエール病 / 遺伝子解析 / SNP / KCNE1 / KCNE3
Research Abstract

遺伝子上に同定される一塩基変異(single nucleotide polymorphisms;SNP)とメニエール病の発症およびその臨床症状との相関を検討する目的で、同患者ゲノムにおけるKCNE1、KCNE3遺伝子のSNP解析を行った。メニエール病確実例63名および非メニエール病者(対象群;KCNE1遺伝子については237例、KCNE3遺伝子については211例)から抽出したゲノムにおいてそれぞれのSNPがどのような比率で存在するのかを決定した。
[KCNE1遺伝子]メニエール病確実例63例の解析において、112Gホモが28例、112Aホモが8例、112G/Aヘテロが27例であった。非メニエール病群237例においては、112Gホモが192例、112Aホモが20例、112G/Aヘテロが25例であった。112Aを少なくとも一つのアリルに有する割合は、メニエール病群において統計学的に有意に高かった(P<0.001)。
[KCNE3遺伝子]メニエール病確実例63例の解析において、198tホモが52例、198Cホモが3例、198T/Cヘテロが8例であった。非メニエール病群211例においては、198Tホモが196例、198Cホモが4例、198T/Cヘテロが5例であった。198Cを少なくとも一つのアリルに有する割合は、メニエール病群において統計学的に有意に高かった(p=0.0015)。
KCNE1遺伝子上の112ASNPおよびKCNE3遺伝子上の198CSNP、これら2種類のSNPがメニエール病の発症に何らかの遺伝的背景を与える可能性が推察される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] メニエール病-ここまでわかった遺伝子異常-.2006

    • Author(s)
      土井 勝美
    • Journal Title

      JOHNS 22

      Pages: 1719-1722

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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