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2006 Fiscal Year Annual Research Report

RSウィルス感染アレルギーマウスの気道における好酸球脱顆粒機序の解明

Research Project

Project/Area Number 17591805
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

滝沢 竜太  日本医科大学, 医学部, 助手 (10271347)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) RUBY Pawankar  日本医科大学, 医学部, 助教授 (00287674)
Keywordsアレルギー / RSウイルス / サイトカイン / ケモカイン / マウス
Research Abstract

1.RSウイルス感染気道アレルギーマウス作成
RSウイルス感染アレルギー群(OVA/RSV群)、非感染アレルギーコントロール群(OVA/Sham群)、RSウイルス感染非アレルギーコントロール群(RSV群)の三群を作成し、それぞれの群の動物から肺を摘出しRNAを抽出、保存した。
2.RSウイルス感染気道アレルギーマウス肺の遺伝子解析
各群の動物の肺から抽出されたtotal RNAを解析した。
(1)RNaseプロテクション・アッセイ(RPA)
市販のRPAキットおよびテンプレートセット(BD)を使い、ケモカイン、サイトカインのmRNAの発現を測定し、3群間で比較検討した。RSV群で著明に発現増強したケモカイン、RANTES、MIP-1α、MIP-1β、MIP-2、MCP-1、IP-10はOVA/RSV群ではその発現は有意に低下した。なおOVA/Sham群ではこれらのケモカインの発現は軽微であった。サイトカインではIL-1α、IL-1β、IL-6、IL-15、IL-18、IFN-γ、TNF-α、MIFなどがRSV群で著明に発現増強し、OVA/RSV群ではその発現は有意に低下した。一方、OVA/Sham群で著明に発現増強したIL-4、IL-5、IL-13などのサイトカインはOVA/RSV群では発現は有意に低下した。これらはRSV群ではほとんど発現がみられなかった。
(2)DNAマイクロアレイ
市販のマイクロアレイキット(Super Array)をもちいて炎症性遺伝子の発現をさらに広範囲に検索した。RPAの結果と同様にRSV感染で発現増強した遺伝子はアレルギーマウスにおいてはその発現が抑制されるものが多かった。逆にアレルギーで発現増強した遺伝子の多くは、RSV感染によりその発現が抑制された。ウイルス感染とアレルギーで相乗的に発現が増強する遺伝子はほとんど認められなかった。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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