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2007 Fiscal Year Annual Research Report

RSウイルス感染アレルギーマウスの気道における好酸球脱顆粒機序の解明

Research Project

Project/Area Number 17591805
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

滝沢 竜太  Nippon Medical School, 医学部, 講師 (10271347)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ルビー パワンカール  日本医科大学, 医学部, 准教授 (00287674)
Keywordsアレルギー / RSウイルス / サイトカイン / ケモカイン / マウス
Research Abstract

1.RSウイルス感染気道アレルギーマウスにおける好酸球脱顆粒に関わる因子の検討
RSウイルス感染でマウス肺組織にmRNA発現が特に増強したIFN-γ、IL-6、TNF-α、IP-10などの
サイトカインを気管支肺胞洗浄液(BALF)中でELISAにて測定し、蛋白レベルでの産生増加を確認した。
2.好酸球脱顆粒への関わりが疑われるいくつかの因子に対する抗体を用いたBlocking study
(1)モノクローナル抗体の準備
in vivoでの検討に必要な多量の抗体はそれぞれの抗体産生ハイブリドーマの培養上清から抽出した。
(2)RSウイルス感染によるアレルギーマウスのBALF中好酸球減少に対する各サイトカインの効果
OVA抗原チャレンジに先立ってマウスにRSウイルスを感染させるとチャレンジ後のBALF中好酸球数は有意に抑制されることを以前報告したが、抗IFN-γ抗体の前投与によりこの抑制が一部で緩和された。IL-6、IP-10では好酸球抑制の緩和はみられなかった。
OVA抗原チャレンジに引き続いてマウスにRSウイルスを感染させると感染後のBALF中好酸球数は有意に抑制されそれに伴い好酸球の脱顆粒が起こることを以前報告した。今回、IFN-γ、IL-6、IP-10いずれの抗体の投与によっても好酸球数の抑制に影響はみられなかった。またBAL上清中のEPO値にも変化は見られず好酸球脱顆粒にも影響はみられなかった(TNF-αは検討中)。
これまでに検討したサイトカインのなかでは好酸球脱顆粒に直接影響を与えるものは未だ確認できていない。しかしRSウイルス感染により発現する因子のなかに脱顆粒に深く関わるものが存在する可能性は高いと思われ引き続き検討する予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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