2005 Fiscal Year Annual Research Report
視細胞変性疾患の原因となるRPE特異的蛋白質の機能および相互作用解析
Project/Area Number |
17591818
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
亀谷 修平 日本医科大学, 医学部, 助手 (30302269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山木 邦比古 日本医科大学, 医学部, 助教授 (20125751)
原 宏二 秋田大学, 医学部, 助手 (60375251)
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Keywords | rd6マウス / Mfrp / C1qtnf5 |
Research Abstract |
Mfrp遺伝子の転写産物であるMFRP蛋白質と、C1qtnf5遺伝子の転写産物であるCTRP5蛋白質の相互作用を解析するために、それぞれの蛋白質に特異的な抗体を作成した。MFRP蛋白質についてはすでに2種類の抗体を作成していたが、蛋白質同士の結合実験に必要と考えられるため、認識部位の異なる抗体をもう1種類作成した。新たにCTRP5蛋白質に対する抗体を作成した。MFRPとCTRP5の蛋白質合成、精製のためにMFRPとCTRP5遺伝子のcDNAをクローニングした。これはfidelityの高いDNA合成酵素を用いたPCRにてcDNAを増幅しベクターにクローニングした。クローニングしたcDNAはシークエンシングにて塩基変異のないことを確認した。rd6マウスでは塩基変異のためにtruncated MFRP蛋白質の発現が予想されているが、現在このtruncated MFRP蛋白質をコードする、rd6マウス由来のcDNAをクローニング中である。クローニングしたCDNAはpET-17bベクター(Novagen)にサブクローニングしている。蛋白質合成には転写・翻訳因子再構成in vitro蛋白質合成システムであるPURESYSTEM classic mini(POST GENOME INSTITUTE CO., LTD)を使用する。このtruncated MFRP蛋白質とCTRP5蛋白質との結合をBIACOREを用いて測定し、rd6マウスにおける視細胞変性がMFRPとCTRP5の結合能力の低下または過剰に関与しているかを検討する。
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