2005 Fiscal Year Annual Research Report
家兎眼における病的環境下での青錐体細胞の動態に関する研究
Project/Area Number |
17591821
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
山本 修一 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (20230550)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
四倉 次郎 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00240367)
水野谷 智 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (50322029)
|
Keywords | 網膜電図 / 青錐体 / LED電極 |
Research Abstract |
1.家兎眼用に開発した青色(430nm)LED内臓コンタクトレンズ電極を用いて、家兎眼における青錐体系ERGの正常反応の記録を行なった。コンタクトレンズ電極には、背景光として白色のLEDと、刺激光として青色LEDが組み込まれており、LED電極発光駆動装置によって、発光強度や時間を制御する。また電極には光を散乱させるためのレンズも組み込まれており、全視野刺激に準じた刺激条件が得られた。コンピューターから刺激のトリガーを出し、記録は100〜200回おこなって加算平均し、得られた波形の解析は誘発電位研究用のソフトを用いて行なった。 2.Toxoplasmaを感染させたマウスにおける網膜機能の変化を、網膜電図を用いて電気生理学的に研究した。 3.本研究の参考資料とするため、以下のような臨床疾患における網膜および視神経機能の変化を検討した。 4.網膜中心静脈閉塞症に対する視神経切開術後に網膜動脈閉塞を来たした症例において、網膜機能を網膜電図を用いて電気生理学的に解析した。 5.糖尿病黄斑浮腫の症例において、黄斑部視機能を眼底直視下微小視野計測により解析し、光干渉断層計による解剖学的構造との関連と検討した。 6.ネコ引っかき病における視神経機能の変化を、視覚誘発電位を用いて電気生理学的に解析した。
|