2005 Fiscal Year Annual Research Report
脈絡膜新生血管におけるチミジンホスホリラーゼの発現とその阻害剤による治療
Project/Area Number |
17591847
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
飯田 知弘 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50241881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹林 勇二 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70321982)
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Keywords | チミジンホスホリラーゼ / 脈絡膜新生血管 / 免疫組織化学染色 / 加齢黄斑変性 / 特発性脈絡膜新生血管 / 網膜色素線条 |
Research Abstract |
摘出脈絡膜新生血管膜での解析については、加齢黄斑変性3検体、特発性脈絡膜新生血管3検体、網膜色素線条3検体、特発性脈絡膜新生血管3検体、強度近視2検体の計11症例11眼において、黄斑下手術により摘出した脈絡膜新生血管膜標本を免疫組織学的に検討した。症例は16歳から79歳までで平均54.9歳であった。摘出した検体はホルマリン固定後、パラフィンブロックを作製し、厚さ3μMにて標本にして、免疫組織化学染色およびヘマトキシリンチミジン染色に利用した。チミジンホスホリラーゼは全ての検体で染色が確認された。マクロファージは6検体にて染色が認められた。T細胞、B細胞には、明らかな染色が認められなかった。今後は網膜色素上皮など他の細胞についても検討を追加し、チミジンホスホリラーゼがどのような細胞と関連を持って発現しているかを検討していく。また脈絡膜新生血管動物モデルにてその阻害剤の有効性について検討する予定である。 動物実験での解析の準備については、過去の報告の通り、有色ラット眼に半導体レーザー網膜光凝固による脈絡膜新生血管モデルを作製した。それから凍結標本を作製し組織学的検討を行うこと、フルオレセイン蛍光眼底造影撮影やフラットマウントを作製しレーザー蛍光顕微鏡にて観察するなど他覚的に検討する手技を獲得した。次年度はチミジンホスホリラーゼの阻害剤を用いて、脈絡膜新生血管の形成過程における有効性を検討する予定である。
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Research Products
(7 results)