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2005 Fiscal Year Annual Research Report

胎児心臓手術の低侵襲化に向けての基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 17591865
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

益田 宗孝  九州大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (10190365)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田ノ上 禎久  九州大学, 大学病院, 助手 (40372742)
塩瀬 明  九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (30363336)
Keywords胎児循環 / 胎児心臓手術 / 胎児体外循環 / アポトーシス
Research Abstract

以前我々は、独自に開発した胎児体外循環用装置を用いて30分間の常温体外循環を施行し、体外循環終了後に胎児のアシドーシスの進行と臍帯動脈血流量の減少を認め、その原因としてエンドセリンによる内皮機能障害が関与していることを報告した。しかし、エンドセリンの特異的阻害剤であるTAK-044を用いて内皮機能を温存しても胎盤機能低下を抑制するまでには至らず、異なった機序の存在が考えられた。そこで今回我々は、正常な発達においては、胎児循環から出産後の循環に急激に変化する際、臍帯血管にアポトーシスがおこる現象が、体外循環施行時にも起こっているかどうか検討しているところである。
独自開発の胎児体外循環用装置を用いて30分間の常温体外循環を施行し、体外循環終了後60分の時点で臍帯動脈を採取し、TUNEL染色と、cytochrome C、Bax、Bcl-2、Bcl-xL、caspase 3のWestern blotting、そしてcaspase3、8、9の活性を測定しているところである。また、体外循環未施行の群を対照として同様の測定を行っている。現在までに体外循環施行群4例、対照群5例から組織を採取した。今後、妊娠羊の妊娠日数が120〜140日になった時点でさらに症例を追加し、実験を完了させる予定である。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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