2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17591893
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 信博 岩手医科大学, 医学部, 講師 (10244914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前沢 千早 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (10326647)
鈴木 泰 岩手医科大学, 医学部, 講師 (90306019)
小鹿 雅博 岩手医科大学, 医学部, 助手 (40347878)
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Keywords | 炎症性メディエーター / プロテオーム / サイトカイン / SIRS / TNF-α / IL / ビーズアレイ / Chip assay |
Research Abstract |
(目的)無数の分泌性蛋白質の中から,特定の生命現象に寄与する重要な蛋白分子を同定することは,困難な作業である.しかし近年,二次元電気泳動・質量分析計を用いた蛋白質同定法の精度が増し,特定の生命現象に関わる複数の蛋白分子を網羅的に解析しようとするプロテオーム解析に用いられている.当該研究では期間内に,敗血症患者において二次元電気泳動・質量分析計を用いた,血清分泌性蛋白質のプロテオーム・プロファイリングを行い,(1)サイトカイン産生能(TNF-α)の異なる患者間あるいは同一患者での異なる時期で比較し,発現の異なる蛋白質群を特定する.(2)発現の異なる蛋白質について,データベース検索と統計学的相対危険度の比較から免疫反応の違いに関与している分子の重要度を特定する.(3)重要度の順位に基づいて分子生物学的に,免疫反応への関与を検証する. (方法)対象:インフォームドコンセントの得られた100例の敗血症患者と,高度侵襲手術として食道癌根治手術前後50例(平成16年度は25例)および健常人50例の全血をLPSで刺激しTNF-α産生能を計測しTNF-α産生能から免疫応答性の背景因子を割り付ける。 血清蛋白質の濃縮:血清15mlを濃縮遠心しproteome解析用蛋白質として保存する. (1)二次元電気泳動 (2)質量分析 (結果)(1)平成18年度は引き続きバイオプレックスを使った炎症性サイトカイン濃度の同時測定を行った.(2)また,polymyxin B-immobilized fibers(PMX)を使った,エンドトキシンの吸着療法に関する臨床試験を行い,ショック患者の血清についての解析も行った. (今後の方向性)(1)敗血症患者,ビーズアレイの結果を論文にまとめる.(2)Chip assayを推進し,未知の侵襲性メディエーターの同定を行う.
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Association of TNF-alpha gene promoter C-857T polymorphism with higher serum LDL cholesterol levels and carotid plaque formation in Japanese patients with type 2 diabetes.2007
Author(s)
Yamashina M, Kaneko Y, Naesawa C, Kajiwara T, Ishii M, Fujiwara F, Taneichi H, Takebe N, Ishida W, Takahashi K, Masuda T, Satoh J.
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Journal Title
Tohoku J Exp Med 211・3
Pages: 251-8
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