2006 Fiscal Year Annual Research Report
頚部リンパ節に対するオーダーメイド画像診断システムの開発
Project/Area Number |
17591979
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
湯浅 賢治 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (40136510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 豊宏 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (00258592)
大関 悟 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (80117077)
谷口 邦久 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (90105685)
三輪 邦弘 福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (10136509)
小川 和久 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (90105726)
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Keywords | 口腔癌 / 頸部リンパ節 / 超音波検査 / CT検査 / MRI検査 |
Research Abstract |
口腔癌からの頸部リンパ節に対する画像検査の診断基準の改訂を行い、その診断能について、positive predict value(PPV)およびnegative prodict value(NPV)の算出を行った。CT所見での診断基準については、従来から言われている内部のlow density areaの存在所見以外の有用な所見を見出すことはできなかった。そのPPVは90%以上ではあるが、NPVは60%以下と低いものであり、CTでの頸部リンパ節転移診断の限界が示唆された。 また、MRI検査の有用性について検討を行った。検討の主たる目的はCT検査との比較であった。頸部の腫大リンパ節の描出能はCT検査とほぼ同様であり、かつ壊死巣の検出能も同等であった。故に、被曝のないMRI検査がCT検査にとって変わる検査であることが示唆された。さらに、MRI検査は壊死巣の描出において、種々の信号強度を呈し、CT検査より壊死の病理学的バリエーションをより表していることも示唆された。 超音波検査における診断基準の改訂作業を行ったが、これまでに構築してきたリンパ節内部の血管走行、内部エコーの存在の有無以外に有用な所見を見出すことはできなかった。 また、これらの画像所見を入力することにより、診断結果をビジュアルに呈示する画像診断システムの構築についても、これまでの画像診断システムの改訂を行い、LAN上でその結果を配信でき、情報が共有できるシステムへとバージョンアップを図っており、その方法論は確立した。現在、LAN上での運用について検討を行っている。
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