2005 Fiscal Year Annual Research Report
口腔機能の低下に対応した誤嚥下性肺炎予防ガイドライン
Project/Area Number |
17592041
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
米山 武義 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (70130721)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 裕二 昭和大学, 歯学部, 教授 (70187251)
北川 昇 昭和大学, 歯学部, 助教授 (80177831)
下平 修 昭和大学, 歯学部, 講師 (30235684)
山縣 徹哉 昭和大学, 歯学部, 講師 (40317582)
内田 圭一郎 昭和大学, 歯学部, 助手 (30384332)
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Keywords | 歯学 / 臨床 / 老化 / 誤嚥性肺炎 / ガイドライン / 口腔ケア |
Research Abstract |
I.研究目的 本研究の目的は,口腔の機能の低下が,誤嚥性肺炎の発症に与える影響について疫学的に解析することで,肺炎予防のための適切な口腔機能に関するスクリーニング法を確立し,個々の高齢者に対応した誤嚥性肺炎予防ガイドラインを確立することにある. II.研究計画 1.ベースラインの設定(介入前の調査と被験者の選定) (1)対象施設:特別養護老人ホーム(2)対象者:入所要介護高齢者100名 「介護度」「全身状態」「口腔内状態」「口腔機能」について介入前調査を行う.発熱,肺炎発症の有無について集計し,発熱多発者とそうでない者,肺炎発症者とそうでない者における臨床的な口腔機能レベル,他の指標の比較を行ない,ロジスティック分析を行い,リスク因子を抽出する. 2.介入に対するインフォームドコンセント 口腔ケアに対するインフォームドコンセントを得ることができた対象者を被験者とする. 3.マッチングを用いたグループ分けと介入(口腔ケア) 「1.で抽出したリスク因子」がグループ間で同程度になるようにマッチングさせ,3つのグループに分け,1.と同様の「調査」を行う.以降,3ヶ月に一回の調査を次年度の終わりまで継続する. III.結果と考察 (1)ベースライン設定のための,調査に必要なプロトコールを作成した. また,科学研究費で計測に必要な機材の整備を行った. (2)昭和大学歯学部医の倫理委員会へ,現在研究計画を提出した状態である. 今後,対象者等から同意書を得て介入を行う予定である.
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Research Products
(3 results)