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2006 Fiscal Year Annual Research Report

閉塞性耳下腺炎治療のための導管拡張用精密器具の開発に関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number 17592090
Research InstitutionKYUSHU UNIVERCITY

Principal Investigator

河津 俊幸  九州大学, 病院, 助手 (20294960)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 英二  九州大学, 歯学研究院, 助教授 (60172467)
岡村 和俊  九州大学, 歯学研究院, 助手 (20346802)
吉浦 一紀  九州大学, 歯学研究院, 教授 (20210643)
徳森 謙二  九州大学, 歯学研究院, 助手 (40253463)
筑井 徹  九州大学, 病院・講師 (10295090)
Keywords閉塞性唾液腺炎 / Interventional radiology / バルーン療法
Research Abstract

まず唾液腺導管拡張用バルーン付きカテーテルによる閉塞性耳下腺炎治療に先立って、過去の閉塞性耳下腺炎10例の画像所見と臨床所見を比較検討し、画像所見から病態の特徴と治療の適応を明らかにした。その結果、
耳下腺導管の狭窄部位は大半の症例が咬筋前縁であった(10例中9例)。
必ずしも病悩期間の長さと炎症の程度は相関しなかった。
末梢導管の描出が良好な症例では造影剤の排泄程度も良好な傾向であった。
等の事柄が明らかと成った。このことにより、大半の閉塞性耳下腺炎症例はカテーテルの到達可能な範囲が病変であることが明らかとなった。またカテーテル治療による改善が期待できる症例の条件として、唾液腺造影像において抹消導管の描出が良好であることが考えられた。
上記の過去の症例を検討した研究結果をもとに、大学病院倫理委員会の承認を得て、PTCA用バルーン付きカテーテルによる唾液腺導管拡張療法2例を施行した。その結果、最初の症例は拡張療法施行後患者の疼痛緩和など一定の効果は得られたものの、狭窄した導管部分の屈曲が強かったため狭窄した部位まで完全にはバルーンが到達できなかった。2例目については狭窄部位までのバルーン挿入は成功したが、拡張径が不十分で、治療後まもなく再狭窄という結果となった。
治療効果の改善のためにはバルーン以外のカテーテル部分の強度をあげることと再狭窄を起こさないための拡張時バルーン径およびバルーン拡張時間を再検討する必要があった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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