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2006 Fiscal Year Annual Research Report

口腔扁平上皮癌のリンパ節転移におけるリンパ管新生因子とケモカインレセプターの役割

Research Project

Project/Area Number 17592122
Research InstitutionHyogo College of Medicine

Principal Investigator

岸本 裕充  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (30291818)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浦出 雅裕  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70104883)
櫻井 一成  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (30129118)
Keywords口腔癌 / リンパ節転移 / ケモカイン / リンパ管新生因子 / 転移モデル
Research Abstract

1)口腔癌培養細胞株として,HSC-2,HSC-3,SCC25,KBの4種類の細胞を対象として,ケモカインおよびケモカイ1ンレセプターであるCXCL12(SDF-1α)/CXCR4,リンパ管の新生に関連の深いVEGF-Cの発現について検索した,細胞表面に発現しているCXCR4を定量的に評価するために,すでにフローサイトメトリーでその発現強度の差が報告されている乳癌細胞MBA-MD-231およびその同所性移植株(TMD231)・肺転移株(LMD231)などを陽性コントロールとして,RT-PCR法で確認したところ,HSC-3,KBは高発現,SCC25は低発現,HSC-2はほとんど発現していなかった,CXCR4のリガンドであるCXCL12の発現を確認できず,検討した4種類の細胞においてはケモカインとケモカインレセプターの共発現によるオートクライン機序での癌の悪性度の増強は認められなかった.
2)上記の口腔癌培養細胞株4種類をヌードマウスのリンパ節転移モデルに応用した,同所性(口底・オトガイ下)移植および足蹠皮下移植を実施したが,SCC25はヌードマウスへの移植性が低く,SCIDマウスへの移植に変更した,他の3種類については移植性が良好であるが,HSC-3を除いて所属リンパ節への転移を確認できず,咬筋部への移植を追加検討した.KBの咬筋部移植で低頻度ながらリンパ節転移を確認できたため,当科で作成したKB/COX2(KBへのCOX-2過剰発現株)も加えて検討中である,
3)安定してリンパ節転移を生じるモデルの作成に手間取っており,研究の取りまとめを延長して報告したい.

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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