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2006 Fiscal Year Annual Research Report

電気穿孔法を用いIGF-IR RNAiの局所投与による下顎頭の発育制御に関する研

Research Project

Project/Area Number 17592131
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

鈴木 聖一  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教授 (90187732)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 下川 仁弥太  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教授 (80014257)
柴田 俊一  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (80187400)
馬場 祥行  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (70251535)
川元 龍夫  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (50323704)
Keywords下顎頭 / IGF-I / アンチセンス / アポトーシス
Research Abstract

IGF-IRの機能阻害実験に先立って下顎頭軟骨細胞における内因性IGF-1の役割について検討を行った。生後12日齢のラット下顎頭を摘出してHam F-12培地を用いて無血清で器官培養を行った。培地には30μMのIGF-Iのアンチセンスオリゴヌクレオチド(AS-ODN)およびセンスオリゴヌクレオチド(S-ODN)をそれぞれ添加し、1、3および5日間培養を行った。培養3日目の下顎頭についてリアルタイムPCRによる定量的解析を行った結果、S-ODN添加群、ODNを加えなった対照群の下顎頭と比較して、AS-ODNを添加して培養した下顎頭軟骨細胞ではIGF-IおよびIGF-I binding protein 3(IGFBP3)のmRNAのレベルは顕著に減少していた。培養した下顎頭について組織学的観察の結果、培養3日、5日のAS-ODN群の下顎頭未分化間葉細胞層に細胞に多数の変性細胞が観察された。さらにこれらの変性が認められた細胞について電子顕微鏡による観察を行ったところ、アポトーシスを起こした細胞に特有の鎌型の核が認められた。また、これらの細胞についてTUNEL法による解析を行ったところ、TUNEL陽性であることが確認され、免疫ブロッティング法によりADS-ODN群の下顎頭の細胞においてカスパーゼ3のレベルが上昇していることも明らかとなった。これらの結果はAS-ODN群の下顎頭の未分化間葉細胞においてアポトーシスが起こっていることが示しており、下顎頭未分化間葉細胞は生存のためにIGF-Iを必要とすることが示唆された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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