2006 Fiscal Year Annual Research Report
吸啜障害の解明と診断指標の確立:超音波断層法とDLTによる3次元動作解析を用いて
Project/Area Number |
17592144
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
河村 隆 信州大学, 繊維学部, 助教授 (70242675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 康夫 朝日大学, 歯学部, 助手 (40113047)
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Keywords | 吸啜 / 乳児 / 超音波診断 |
Research Abstract |
1.乳児の哺乳行動の観察方法の検討 正常乳児の哺乳行動の観察について、超音波診断装置を用いて、その舌の動きを観察する方法を提案し、撮影した画像から動作を抽出する方法について検討した。その結果、動画より抽出した静止画の特徴点に注目してトレースすることにより、その動作を理解・評価できることを確認した。平成18年度に購入した運動解析ソフト(DIPP Motion)を用いてデータ解析を実施する方法も検討したが、特徴点の抽出が困難であり、今回は採用しないこととなった。 2.乳児の哺乳行動の解析 8名の乳児の哺乳動作を観察し、上記方法により抽出した舌の移動データをもとに哺乳動作の1サイクルについて各乳児の哺乳行動を解析して、その特徴を明らかにした。その結果、動作には個体差が大きいことが確認された。 3.舌癒着児の哺乳行動観察の準備 舌癒着児の哺乳動作を解析して、正常乳児の哺乳動作と比較するため、舌癒着児の哺乳行動観察方法について検討を行った。その結果、正常乳児の観察と同様の方法で観察することとし、これに母親へのアンケートを加えること、舌癒着手術前後の哺乳動作を観察することとした。
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