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2006 Fiscal Year Annual Research Report

糖尿病ラットにおけるブラッシングの歯肉マッサージ効果の検討

Research Project

Project/Area Number 17592173
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

高橋 大郎  北海道大学, 大学院歯学研究科, 助手 (80312370)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森田 学  北海道大学, 大学院歯学研究科, 教授 (40157904)
兼平 孝  北海道大学, 病院・講師 (90194935)
Keywords糖尿病 / ブラッシング / 歯肉マッサージ効果
Research Abstract

平成18年度の実験計画に基づき、糖尿病ラットを用いて実験的歯周炎モデルを作製した。現在、歯肉マッサージ効果を検討するために動物実験を実施し、継続中である。
実験的歯周炎モデルの作製についてはEscherichia coli由来のLPSを用いる方法とE.coli由来のLPSとStreptomyces griseusの蛋白分解酵素を併用する方法が過去に報告されており、この2つの方法について行った。実験部位を何も投与しないコントロール群、LPSのみを投与した群、とLPSに蛋白分解酵素を併用した群に区分し、さらにLPS濃度25μg/ml、50μg/ml、100μg/mlの群に分けた。LPSと蛋白分解酵素は液体状にし、1日1回マイクロピペットで歯肉溝に投与した。
臨床的観察ではラットの口腔内は小さく、コントロール群や各実験群に歯周炎を示す所見を見つけることが困難であったため組織学的観察により歯周炎の有無を判定することにした。組織学的観察では各実験群には歯周炎で見られる上皮の根尖側方向への侵入や内縁上皮には白血球の侵入が観察された。一方、コントロール群にはそれらの所見はなかった。そこで報告者らは糖尿病ラットではLPS(25μg/ml)のみを液体状にして歯肉溝に投与することで実験的歯周炎モデル作製が可能であると判定した。
ブラッシングによる歯肉マッサージ効果については、実験部位をブラッシングしないコントロール群とブラッシングする実験群に区分し、さらに実験群を歯ブラシ圧100g、200g、250gの3つの群を設けた。過去の研究を参考にしてブラッシング時間を20秒とし、ひずみ測定器でブラシ圧をモニターしながらブラッシング中は実験歯に一定の圧が加わるようにした。ブラッシングを4週間行い、動物実験を終了し、組織学的分析により歯肉マッサージ効果について検討している。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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