• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

院内感染の低減をめざしたカテーテルケアに関する実践的研究

Research Project

Project/Area Number 17592224
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

土井 まつ子  愛知医科大学, 看護学部, 教授 (00155615)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 八島 妙子  愛知医科大学, 看護学部, 助教授 (70310472)
篠田 かおる  愛知医科大学, 看護学部, 講師 (70329829)
中川 善之  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (10155690)
Keywordsカテーテルケア / カテーテル管理 / カテーテル汚染 / 輸液汚染 / カテーテル関連血流感染 / 汚染リスク / 気管内吸引カテーテル
Research Abstract

平成17年度は、我々がこれまで3年間にわたって実施してきた一般病棟における血管カテーテルの衛生管理に関する調査結果をまとめ,論文として投稿した(環境感染,2005).中心静脈輸液を行った患者の輸液バッグと輸液ライン内の輸液から微生物を分離し,汚染状況を調査から,以下の知見を得た.輸液バッグでは95検体中3検体(3.2%),輸液ライン54本中3検体(5.6%)において細菌が分離された.細菌が分離された輸液バッグは,全て病棟において調製されたものであり,薬剤部で無菌的に調製された輸液からは菌が分離されなかった.また,細菌が分離された輸液ラインは,三方活栓などのライン開口部から薬液の注入や採血などが行われたラインであり,操作がなかったラインからは微生物は分離されなかった(P<0.05).また,フィルターの下流からも微生物は分離されなかった.これらの結果から輸液の汚染を防止するためには,輸液調製時と開放型輸液ラインからのアクセスにおける汚染を防止することが重要と考えられた.この知見をもとに,平成17年9月からは,中心静脈輸液を高頻度に実施しているICU病棟における輸液調整,輸液ライン接続,カテーテル刺入部の清潔ケアの作業における衛生行為について実態調査を開始し,現在作業時の汚染リスクについて解析中である.
さらに、今年度は、気管内吸引カテーテルの保管に関する最近汚染の実態調査を実施し,論文として投稿した(愛知医科大学紀要4号,2006)。吸引に使用したカテーテルの汚染が見出され,汚染が現在実施している消毒用薬液や洗浄方法上の問題点,さらにカテーテルの乾燥の不足が関与していることが示唆された.

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 頻回に使用する気管内吸引カテーテルの細菌学的検討2006

    • Author(s)
      土井まつ子 他
    • Journal Title

      愛知医科大学看護学部紀要 第4号(印刷中)

  • [Journal Article] 血管カテーテルの衛生管理に関する研究 -中心静脈輸液と輸液ラインの細菌学的検討を中心に-2005

    • Author(s)
      土井まつ子 他
    • Journal Title

      環境感染 20・3

      Pages: 178-183

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi