2005 Fiscal Year Annual Research Report
大卒看護師に必要な能力の初期キャリア形成過程に関する研究
Project/Area Number |
17592229
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University of Nursing and Social Welfare |
Principal Investigator |
立石 和子 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 助手 (80325472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 圭一 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助教授 (30249924)
谷岸 悦子 日本赤十字九州国際大学, 看護学部, 助教授 (30248968)
古賀 節子 日本赤十字九州国際大学, 看護学部, 助手 (20341547)
前田 由紀子 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 助手 (10412769)
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Keywords | 看護学 / 高等教育 / キャリア形成 / コンピテンシー |
Research Abstract |
本研究では、看護養成課程において得たことを就職初期段階でどのように活用し、コンピテンシー(能力・知識・技術など)をどのように形成しているかを、在学時からの経時的な変化を追いながら"専門職業人教育のありかた"としての、キャリアの形成過程を解明することを目的としている。 (1)アンケート調査用紙 アンケート調査項目は、共同研究者である、吉本らが作成し日本語訳した「日欧の高等教育と職業に関する研究」(CHEERS)の36項目のコンピテンシー項目を参考とした。さらに、アメリカにおける看護師に関するコンピテンシー項目を文献より検討したものを加味し作成した。作成したアンケート調査内容は、対象者にあわせ変更した。 プレテストとして、一大学の在校生(実習前・後)に実施した。分析結果は、学会で発表予定である。本年度は、大学への調査が実現できなかったため、次年度は大学へ依頼し、調査予定である。 (2)調査実施 上記と並行しアンケート調査の対象者の検討を実施した。結果、現在病院へ勤務している看護師へアンケート調査を実施することとした。関東(東京、千葉、埼玉)と九州の300床以上の総合病院より無作為に抽出し、アンケート調査依頼を郵送し、承諾が得られた病院に勤務する2年目、5年目、10年目の看護師を対象に実施した(各施設大卒看護師を含む)。一部、研究審査のために時間を要し承認を得た。このアンケート調査は、現在分析中であり、研究を実施するうえでの重要なデータとなっている。分析結果は、看護系、教育系の学会で発表予定である。このデータの詳細な分析に関しては、次年度に引き継がれる。 インタビューは、一大学の実習前・後、卒業生に実施したが分析途中であるため、今後に引き継がれる。
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