2006 Fiscal Year Annual Research Report
大卒看護師に必要な能力の初期キャリア形成過程に関する研究
Project/Area Number |
17592229
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Research Institution | Kyushu University of Nursing and Social Welfare |
Principal Investigator |
立石 和子 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 専任講師 (80325472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 圭一 九州大学, 大学院人間環境学研究院, 助教授 (30249924)
谷岸 悦子 日本赤十字九州国際大学, 看護部, 助教授 (30248968)
前田 由紀子 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 助手 (10412769)
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Keywords | 看護学 / 高等教育 / キャリア形成 / コンピテンシー / 継続教育 |
Research Abstract |
本研究は、看護系大学において得た知識を就職初期段階でどのように活用し、能力・知識・技術をどのように形成しているか、大学在学時からの経時的な変化を追いながらキャリアの形成過程を解明することを目的として研究をすすめた。平成18年度は、総合病院へ行ったアンケート調査の分析を行うことより、キャリア形成過程の理論的にすることを中心行った。 1.アンケート調査結果の分析結果 1)卒後教育 無作為抽出した、110病院ヘアンケート調査を依頼した。その結果62病院より返信があり、27病院(関東10、九州17)より協力を得られた。研究対象者3・5・10年目の看護師(大学卒業看護師を含む)へアンケートの配布を各病院に依頼した。アンケート配布数合計734通(関東240、九州494通)、回収合計349通(関東147、九州202:回収率70.6%)であった。データを、経験年数から新人・中堅・エキスパート、卒業課程から大学・短期大学・専門学校(養成所)・専攻科・複数課程卒業と分類し分析した。結果について、以下の学会・研究学会での発表を行った。 ア.第9回日本高等教育学会(6/2-3)東京、イ.第17回日本カリキュラム学会(7/8-9)奈良、ウ.第32日本看護研究学会(8/24)別府、エ.第58回日本教育社会学会(9/23)大阪、オ.第26回日本看護科学学会(12/2-3)総合病院へのアンケート結果として、中間報告書としてまとめた。 2)基礎看護教育 大学卒業時点での、現状調査を実施した。今後、獲得能力の変化を継続的に実施する予定である。また、研究協力者の開拓が必要である。 2.アメリカの実態調査 プロビデンスホスピタル(米国)にて、アメリカの新人教育、継続教育について研修を受け現状調査をおこなった。(2007/01/20-28)
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Research Products
(1 results)