2007 Fiscal Year Annual Research Report
青年期糖尿病患者のセクシュアルヘルスケア教育プログラムの開発と検証
Project/Area Number |
17592257
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Research Institution | Gifu College of Nursing |
Principal Investigator |
田中 克子 Gifu College of Nursing, 看護学部, 教授 (20236574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末原 紀美代 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90112044)
川村 智行 大阪市立大学大学院, 医学研究科, 講師 (60271186)
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Keywords | パンフレット / 青年期 / 糖尿病 / 妊娠・出産 |
Research Abstract |
糖尿病女性の妊娠出産に関する教育と啓発活動の必要性を痛感し、糖尿病女性の妊娠出産に関した的確な情報を明記した媒体を作成した。糖尿病女性の妊娠出産に関する広報、教育と啓発活動を目的として作成した「糖尿病女性が安全に安心して妊娠・出産に臨むためのパンフレットの評価を明らかにし、さらに、糖尿病女性が安全に安心して妊娠・出産に臨むための教育媒体についても探求したい。 研究者が作成した「糖尿病女性が安全に安心して妊娠・出産に臨むために」のパンフレットとパンフレットに同封したパンフレットの内容に関する質問が記載された郵便後納はがき(以下はがきと称す)を、糖尿病関連の学会、患者会、研究会、講演会などに約2000枚配布し、回答され郵送されたはがき54枚を対象に分析した。結果、糖尿病をもつ人が24名(44.4%)、家族が5名(9.3%)、医療従事者が23名(42.6%)であった。パンフレットの量やわかりやすさについては90%以上が肯定的な意見であった。自由記述では、良かった点として「具体的で、ポイントが押さえられていてわかりやすい」、一方、改良点として、糖尿病をもつ人はコントロール不良の具体的数値、食事、妊娠中の治療方法について、安心して生むことができる病院の情報、情報がもっとほしいというようにかなり具体的で広範囲な情報を希望している。さらに体験談やコントロールのコツなど実際に役立つ情報も希望している。妊娠出産に関する情報入手ができにくい、診療所や産婦人科にあるとよいという意見から糖尿病をもつ人や医療従事者にとって妊娠出産に関する情報を入手できるパンフレットは非常に有効であったと考えられる。以上のことから、集団を対象とした糖尿病をもつ人の妊娠出産についての教育方法としてパンフレットは効果的であったと評価できる。今後は、体験談やコツなどの実体験に基づいた情報提供も考えていきたい。
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Research Products
(3 results)