2006 Fiscal Year Annual Research Report
慢性閉塞性肺疾患患者への早期看護介入による療養支援プログラムの構築
Project/Area Number |
17592261
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
池田 由紀 大阪府立大学, 看護学部, 助教授 (80290196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土居 洋子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70217610)
里深 瞳 大阪府立大学, 看護学部, 助手 (40405337)
伏田 香津美 大阪府立大学, 看護学部, 助手 (50405338)
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Keywords | 看護学 / 慢性疾患 / 療養支援 |
Research Abstract |
本年度の研究目的は、療養支援プログラムのパイロット研究の実施とその結果から療養支援プログラムの検討を図り、療養支援プログラムの開始であった。 1.療養支援プログラムのパイロット研究の実施 1)方法:研究に同意が得られた患者10名に、事前質問紙調査の実施、個別面談、個別対応、サポートグループへの参加を促すこととした。 2)実施:研究に同意が得られた患者は8名で、研究の説明、同意を得られた後、事前質問紙調査を手渡しし郵送で返信してもらった。その後、外来受診後の約30分間、個別面談を3回実施した。 3)結果:研究に同意が得られなかった2名を除き、8名が事前質問紙調査、個別面談3回を実施することができた。8名共にサポートグループへの参加を促したが、全員必要ないと拒絶があった。また個別対応において、研究者が用意した支援教材については8名中6名が興味は示すが、個別には即していなかった。 2.療養支援プログラムのパイロット研究の結果から療養支援プログラムの検討 1)パイロット研究の結果から、療養支援プログラムについて以下の点を検討する必要が生じた。 (1)事前質問紙調査の内容に患者にとっての現在のニーズはあまり反映されていない。 (2)個別面談時の支援教材が患者にとって即した物になっていない。 (3)サポートグルプへの参加は時間的、場所的に難しいことと、仲間に話を聞きたいとは考えていない。 以上のことより、療養支援プログラム開始には至っていないが、次年度に再度2を検討することとなった。
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