2007 Fiscal Year Annual Research Report
慢性閉塞性肺疾患患者への早期看護介入による療養支援プログラムの構築
Project/Area Number |
17592261
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
池田 由紀 Osaka Prefecture University, 看護学部, 准教授 (80290196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 ミヨ子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (10199763)
伏田 香津美 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (50405338)
土居 洋子 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (70217610)
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Keywords | 看護学 / 慢性疾患 / 療養支援 |
Research Abstract |
本年度の研究目的は、慢性閉塞性肺疾患患者への療養支援プログラムの再検討と療養支援プログラム介入を用いての介入を図り、継続支援の効果を検討するごとであった。 1.療養支援プログラムの再検討 1)昨年実施したパイロット研究の分析 平成18年度実施における療養支援プログラムのパイロット研究の結果から、現在のニーズ反映に至っていないことが判明した。新たに慢性閉塞性肺疾患患者をアセスメントするためのツールとしてのLung Information Needs Questionnaireを用いての調査を実施したところ、対象はGOLDの分類でII期14名、III期8名でMRCスケール1が2名、2が12名、3が6名、4が2名だった。ニーズとして薬物療法についてはほとんどが説明を受け問題なく実施できていたが、運動や食事の部分はほとんどの人が情報としてなかった。以上のことから、運動、食事についてプログラムに含まれる必要があることが示唆された。(平成20年度発表予定) 2)療養支援プログラムの妥当性および修正点 療養支援プログラムにおける集団での教育と個別対応での面接は取り入れるが、サポートグループへの参加は時間的、場所的に難しいことから、集団でのプログラム実施時に患者同士の交流会を含めることとした。また個別面談は、集団でのプログラム実施後のほうが、信頼関孫や質問に答えるという面からも効果的と考えられる。また文献より、月1回のフォローアップが望ましいと考えられる。 2.療養支援プログラム介入 フィールドの問題があり、プログラム介入は平成20年度になった。
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