2005 Fiscal Year Annual Research Report
小児の慢性疼痛に対する効果的対処行動を助長する認知的看護介入とアウトカムの評価
Project/Area Number |
17592271
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Research Institution | Tenshi College |
Principal Investigator |
津波古 澄子 天使大学, 大学院・助産研究科, 教授 (20302870)
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Keywords | 小児 / 慢性疼痛 / 対処行動 / 認知的看護介入 / アウトカム評価 |
Research Abstract |
平成17年度研究実践 1.方法の検討 ・6月〜8月(認知的看護介入用「物語」ツール作成及びプレテスト) 子どもと個別におこなう「物語」対話法の4つの感情表出(不安定、落胆、アサーティヴ、自己集中)を物語の主人公たちに投影できるストーリーの作成。 プレテスト:慢性疼痛を体験している学童児に、養育者と本人の承諾のもと、作成した「物語」を用いて介入し、対話しながら感情体験の表出を試みる。効果的な結果をえる。 ・9月〜12月(対処行動評価の検討、認知的看護介入用「物語」のコンサルテーション) 疼痛への対処行動評価に用いるThe Waldron/Varni Pediatric Pain Coping Inventoryの日本語訳、バック・トランスレーションの作業。 11月17日〜24日コンサルテーションのために渡米 看護認知療法の専門家Dr.Sharon Morgillo Freeman(Center for Brief Therapy in Fort Wayne, Indiana)の認知的看護介入用「物語」に対するコンサルテーションを受ける。具体的なアドバイスを得る。Dr.Freemanのアドバイスをもとに、研究協力者のDr.Callista Royと研究全体と「物語」について検討。その結果、当初の子どもの4つの感情表出に加えて、怒りの感情表出をいれることを検討する。 ・1月〜3月(研究方法の修正) 認知的看護介入用「物語」に、5つの感情表出(不安定、落胆、アサーティヴ、自己集中、怒り)を物語の主人公たちに投影できるように修正。調査期間、フィールドの調整。
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