2005 Fiscal Year Annual Research Report
成育医療におけるリプロダクティブ・ヘルス支援のガイダンスの開発
Project/Area Number |
17592273
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Research Institution | Jobu University |
Principal Investigator |
柴田 眞理子 上武大学, 看護学部, 教授 (10162637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 正征 群馬パース大学, 保健科学部, 教授 (60119873)
新田 収 首都大学東京, 健康福祉学部, 教授 (80279778)
横山 利枝 上武大学, 看護学部, 助教授 (00406282)
永田 悦子 上武大学, 看護学部, 助手 (80398528)
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Keywords | 障害者 / 性 / 月経 / 保護者 |
Research Abstract |
【目的】 障害児(者)のリプロダクテイブ・ヘルス支援のためのガイダンス作成の基礎資料とするため、障害児を持つ保護者の性成熟に対する意識構造モデルから調査票の作成をする。 【方法】 第1段階:先行研究(柴田2002)で得られた「女生徒の月経に対する親の意識」に関する91名の量的データを質的内容を加味して再分析を行い、保護者の性成熟に対する意識構造モデルを構築する。第2段階:その結果に基づいて、調査用紙作成を行う。 【結果】 第1段階:先行研究の再分析により、「自分で手当ができないことへの悲嘆」、「介護量や介護用品費用の増加負担」、「親が将来手当が出来なくなることへの不安」、「女性であるがゆえの辛さ」、「月経への肯定的な捉え」の5つに整理できた。本データはサンプル数が少ないが、相関及びカイ2乗を行った。「自分で手当ができないことへの悲嘆」→「介護量や介護用品費用の増加負担」、「親が将来手当が出来なくなることへの不安」と正の相関、「月経への肯定的な捉え」と負の相関があった。「月経への肯定的な捉え」→「親が将来手当が出来なくなることへの不安」、「女性であるがゆえの辛さ」と性の相関が見られた。第2段階:「自分で手当ができないことへの悲嘆」に関してはBerthel Index、「介護負担」はPOMS短縮版、「介護負担」・「将来への不安」は「The Family Needs Survey」の改変を用い、子どもの性成熟の実態、子どもの将来の結婚・子育てに対する意識、性教育についてを合わせた30項目の調査用紙を作成した。対象は肢体不自由児の保護者とし、該当する養護学校を選択し、訪問して説明を行った学校5校、今後依頼に伺う学校3校を予定している。
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