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2005 Fiscal Year Annual Research Report

弁当箱法の実践的活用による糖尿病食事療法における目安形成過程支援モデル開発・評価

Research Project

Project/Area Number 17592277
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

谷本 真理子  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (70279834)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 太田 美帆  東京女子医科大学, 看護学部, 助手 (80385468)
尾岸 恵三子  東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (30141229)
Keywords弁当箱 / 糖尿病 / 食事療法 / 目安 / 支援モデル / 評価
Research Abstract

1)糖尿病看護援助の介入評価視点の抽出
医学中央雑誌(検索範囲:1995-2005)を用いて看護援助の介入による対象の変化が明記されている82文献から糖尿病看護援助の介入評価視点を分析した。その結果、固定的な評価視点の設定が多く、糖尿病患者の個々の生活に沿う食事療法支援の実践に向けては、それぞれが培ってきた豊かな食のあり方を多義的かつダイナミックに評価できる、根拠に基づく看護援助の評価視点の抽出が急務と考えられた。
2)弁当箱法の実践的活用による糖尿病食事療法支援の導入と評価
糖尿病外来通院患者6名(男性3名、女性3名、平均年齢62歳)に研究協力の承諾を得て、弁当箱法の導入を行った。
弁当箱法導入時の対象者の反応は(1)食事について手軽な方法が知りたい。カロリー計算は難しくてやっていられない(2)これ以上データが悪くならないようにがんばりたい。(3)食事バランスをよくしたい(4)テレビで聞いたからなんか興味ある、などで、概ね前向きな意思が表明された。このことから糖尿病患者は、治療の基本である食事には関心をもっているが日常において実行できる容易な方法を求めており、看護者が日常生活で実践可能な方法を提示していくことは糖尿病患者の食生活の改善に向けて取り組む気持ちを喚起させる刺激となると考えられた。
弁当箱法導入時の看護援助の分析からは、幾つかの支援方法が抽出された。具体的には、『生きてきた年代に特徴的な食文化を踏まえて食生活暦をアセスメントすることで、その人の弁当へのイメージを把握でき、対象者の生き方を反映させた援助課題に繋げていくことができる』等である。
今後も対象者への支援を継続してデータを蓄積し、病態的評価、栄養的評価、QOLの変化を含め継続評価していく。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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