2008 Fiscal Year Annual Research Report
弁当箱法の実践的活用による糖尿病食事療法における目安形成過程支援モデル開発・評価
Project/Area Number |
17592277
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
谷本 真理子 Chiba University, 看護学部, 准教授 (70279834)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 美帆 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (80385468)
三浦 美奈子 東京女子医科大学, 看護学部, 助教 (00320862)
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Keywords | 糖尿病 / 弁当箱法 / 食事療法 / 看護学 / 支援モデル |
Research Abstract |
本年度は、弁当箱法を活用した糖尿病患者への支援過程における患者の工夫ならびに看護師の教育的かかわりを分析した。21事例の患者の工夫は、【弁当の中身を満足感に向けて追及する工夫】【弁当づくりや弁当箱法の実践を、血糖コントロールに向けて活用する工夫】【日々の生活・食生活と、弁当箱法で行う弁当作りを組み合わせていく工夫】【弁当箱法の実践で得た学びを日々の生活に応用させていく工夫】が抽出された。 18事例の支援過程から抽出された教育的かかわりは、【弁当箱法のルールについて、実物を見せたり体験談で具体的に示していく】【生活者としてのその人のあり様を理解し受けとめる】【負担感と満足感に注目しながら弁当箱法の実践を継続しやすい支援関係、実施ペースを作る】【弁当箱を活用して、その人にあった1食単位のエネルギー量と適切さを伝える】【患者がつくった弁当を、ルールに照らして評価し、ルールに近づく具体策を助言する】【患者が作った弁当に詰められた料理自体に関心を示し、美味しく味わう・作る楽しさを共有する】【弁当箱法の実践で得た学びを、食生活全体への活用へと助言する】【弁当箱法を実践して得た食生活と身体の変化を、患者が意識化するよう問いかけ共有する】の8カテゴリーが抽出された。 結果より、弁当箱法を活用した糖尿病患者の目安形成を支える支援を検討した。
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