2006 Fiscal Year Annual Research Report
痴呆性高齢者への排尿自覚刺激行動療法(PV)活用のためのケアシステム構築に関する
Project/Area Number |
17592286
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
佐藤 和佳子 山形大学, 医学部, 教授 (30272074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟山 恵美 山形大学, 医学部, 助手 (70396571)
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Keywords | 痴呆症高齢者 / 排尿誘導 / 排尿自覚刺激行動療法 / ケアシステム構築 |
Research Abstract |
尿失禁症状を有する痴呆性高齢者に対し、米国で開発された排尿自覚刺激行動療法(Prompte Voiding:以下PV)を、わが国の痴呆性高齢者ケアに有効に活用するためのプロトコールの開発と、実践での活用を可能にするケアシステムモデルを構築する目的として、 1.米国の高齢者尿失禁ケア・PVの研究を専門とする老年看護学研究者らの報告について文献検討を行い平成17年度本研究において実施したケーススタディについて、方法論の妥当性の検討を行った。 2.1に基づき、研究協力施設に、改善可能性を知覚するアセスメント内容、排尿誘導時の関わり方と困難性、排尿自立の促進要因について帰納法的に聞き取りを行うため、認知高齢者の行動療法導入の障壁と促進要因、システム上の特徴について調査計画を立案し調査を開始した。 3.上記2について、認知症高齢者の排尿ケアの実態、行動療法導入の可能性と課題についての検討、ならびに管理システム上の観点から解析を行う予定である。 4.3に基づき、高齢者尿失禁の効果的行動療法、特にPV展開の管理・教育システム試案を構築する。
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