2006 Fiscal Year Annual Research Report
精神科訪問看護における利用者との関係づくりに関する研究
Project/Area Number |
17592299
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
川口 優子 神戸大学, 医学部, 教授 (90152941)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西本 美和 神戸大学, 医学部, 助手 (20314495)
増井 麻依子 神戸大学, 医学部, 助手 (80437441)
|
Keywords | 精神科訪問看護 / 利用者 / 訪問看護師 / 信頼関係づくり / 対応 / かかわり / 地域精神保健福祉活動 / 量的研究 |
Research Abstract |
平成18年度研究実績の概要 2年間にわたる研究の最終年となり、データを統計的分析し論文としてまとめ、2編を学会で発表した。近畿圏内で精神科訪問看護を実践している看護師を対象に、精神病院関連施設と訪問看護ステーション416施設に質問紙を郵送した。その中で精神科訪問看護を実施していない一般の訪問看護ステーションは96施設あり、訪問を実施していない事情が明らかとなった。 有効データ数は117で、T検定と因子分析を行い結果として10因子が抽出できた。それらは1.受容的な対応2.ほめる・喜ぶ3.自主性の重視4.安心感をもたらす5.タイミングをとらえる6.柔軟な対応7.理解できるよう伝える8.相談にのる9.意思を引き出す10.看護師の意思を伝えるであった。精神科訪問看護において利用者との信頼関係を築くために、訪問看護師のかかわりはこの10の対応に集約されることを考察した。
|
Research Products
(2 results)