2005 Fiscal Year Annual Research Report
介護予防と在宅生活の継続を支援するケアマネジメント指針の開発
Project/Area Number |
17592318
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
森下 安子 高知女子大学, 看護学部, 助教授 (10326449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹崎 久美子 高知女子大学, 看護学部, 助教授 (60197283)
時長 美希 高知女子大学, 看護学部, 教授 (00163965)
川上 理子 高知女子大学, 看護学部, 講師 (60305810)
松木 里江 高知女子大学, 看護学部, 助手 (00311928)
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Keywords | 看護学 / ケアマネジメント / 介護予防 / 在宅ケア / 自立支援 |
Research Abstract |
ケアマネジメント指針の開発に向け、ICF(国際生活機能分類)の枠組みを用いて在宅生活の継続と介護予防に至った事例について、アセスメント(情報収集の内容、分析の視点)の特徴について明らかにするために、アセスメント項目並びにプロセスについて検討した。 分析に用いた事例は、エキスパートのケアマネジャー(看護職、介護職、福祉職)が担当し、研究に対し事例並びに家族の同意が得られた、独居高齢者2事例、医療依存度の高い要介護5の療養者2事例、認知症のある要介護高齢者2事例の計6事例である。事例分析にあたり、まず研究者が作ICFを活用したアセスメントシートを作成した。このアセスメントシートは、介護保険制度で活用されている課題分析表や認定審査調査項目、主治医意見書等介護保険制度で使用する書類の項目を全て取り出し、ICFの枠組みに分類し、研究者らで項目を検討し作成した者である。事例分析にあたっては、担当のケアマネジャー、ケア提供者、その他担当外のエキスパートのケアマネジャー、在宅ケアを専門とする研究者など6-8名の参加の下、在宅生活継続と介護予防に至った要因に関する抽出した。これらの結果より、在宅生活継続、介護度維持、改善に向け必要となるアセスメント項目である、健康状態13項目、心身機能26項目、活動31項目、参加10項目、環境6項目、個人因子6項目が明らかとなり、アセスメント、ケアプラン作成のプロセスとして、8段階のステップが必要であることが明らかとなった。
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