2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17600024
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
野村 伸一 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (00237877)
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Keywords | 東アジア / 祭祀芸能 / 目連戯 / 四平戯 / 与那国島 / 豊年祭 / 韓国新安郡 / 死者霊祭儀 |
Research Abstract |
研究の方法は基本的には、歴史的研究と共時的研究の併用です。 1.歴史的研究 1.東アジアの祭祀芸能「目連戯」研究の総括。 報告書刊行(野村伸一編著『東アジアの祭祀伝承と女性救済--目連救母と芸能の諸相』、風響社、2007年7月刊行予定)。出版社事情により2006年刊行予定であったが、一年間遅延。 2.論文 「四平戯-福建省政和県の張姓宗族と祭祀芸能」(誌名は裏面参照)。 「四平戯(2)-福建省政和県禾洋村の祭祀芸能」(誌名は裏面参照) 3.中国での研究発表 2006年10月16日から18日まで福建省屏南(ピンナン)県における「中国四平腔学術研討会」に参加して、発表(発表原稿は野村伸一「中国の民間祭祀芸能小感-福建省の祭祀儀礼や芸能を通して」http://www.flet.keio.ac.jp/~shnomura/yantaohui.htmlにて公開中)。 II.共時的研究 1.中国福建省政和県楊原村の四平戯の調査・記録・資料公開 福建の四平戯は明代の四平腔という曲調を伝承したものと考えられます。2005年度につづいて2006年度も8月と10月に現地調査を継続。これについては「四平戯の世界」「四平戯の世界2」として論文およびネット上で公開済みです(http://web.hc.keio.ac.jp/~shnomura/shiheizu.html)。 2.沖縄県与那国島豊年祭の調査・記録 2006年7月19-22日に現地で調査、記録。写真資料公開準備中。 3.韓国全羅南道の西南島嶼部の祭祀状況調査 韓国全南の新安郡は東シナ海の祭祀文化を考える上で重要な地域。2006年8月27日から9月8日まで現地で調査、記録。写真資料公開準備中。 4.韓国ソウルにおける死者霊祭儀の調査、研究 2007年2月18日から22日まで現地で死霊祭の調査、記録。
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Research Products
(2 results)