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2008 Fiscal Year Annual Research Report

GISによるバブル経済崩壊以降の東京・大阪圏の都市空間構造比較に対する学際的研究

Research Project

Project/Area Number 17601009
Research InstitutionMeiji Gakuin University

Principal Investigator

浅川 達人  Meiji Gakuin University, 社会学部, 教授 (40270665)

KeywordsGIS / 社会地図 / 職業階層 / 構造と変動 / 社会階層分極化 / 等質的地域分析 / KS法クラスター分析
Research Abstract

本年度が,本研究の最終年度となっているので,これまでの研究成果をまとめ報告書を刊行することが,本年度の主な研究活動であった.本研究の研究成果は,14本の雑誌論文として公開されているが,それらは4群の成果としてまとめることができる.
第1の成果は,GISを共通のプラットホームとした都市社会学と都市地理学による共同研究が,概念の相違点などを明らかにしたことにある,第2の成果は,東京大都市圏の空間構造の変容過程の分析から得られた.東京大都市圏全体を見ると,ローカル・コミュニティが有してきた社会文化的特性が脱色され,全方向的に均質な中心対周縁という凝離した空間で序列化する力によって構造化されている実態が明らかになった.
それに対して京阪神大都市圏は,大阪,京都,神戸の3都市を核とした構造をもっている点が,東京大都市圏とは大きく異なる.1980年以降の変化を分析した結果,ホワイトカラー,ブルーカラーの居住分化傾向は維持されたままであるものの,80年段階では明瞭であった職業階層による居住圏の同心円構造が不明瞭化してきたことが明らかになった.これが第3の成果である.さらに,二大都市圏を同一基準で社会地区分析にかけた結果,東京大都市圏では工業が集積する地域が見られたものの,京阪神大都市圏では東京大都市圏と同程度の工業集積地域は少ないことが示された.複数の都市圏を同一基準で分析するという方法論の確立が第4の成果である.これらの成果を報告書にまとめた.

  • Research Products

    (3 results)

All 2008

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results)

  • [Journal Article] 社会地区分析再考-KS法クラスター分析による2大都市圏の構造比較2008

    • Author(s)
      浅川達人
    • Journal Title

      社会学評論 234号

      Pages: 299-315

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 規制緩和にともなう都市再開発の動向-東京都区部における社会・空間的分極化2008

    • Author(s)
      上野淳子
    • Journal Title

      日本都市社会学会年報 26号

      Pages: 101-115

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 1990年代の東京23区における都市密度変化と土地利用転換-事務所建物と集合住宅を対象として2008

    • Author(s)
      田中耕市
    • Journal Title

      地学雑誌 117-2

      Pages: 479-490

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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