2006 Fiscal Year Annual Research Report
学校図書館を活用した国際理解をめざす文化探求学習カリキュラム
Project/Area Number |
17602008
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
坂本 旬 法政大学, キャリアデザイン学部, 助教授 (60287836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 郷子 法政大学, キャリアデザイン学部, 非常勤講師 (80383131)
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Keywords | 文化 / 探究学習 / 交流学習 / インフォメーション・リテラシー / 学校図書館 / 情報教育 / カルチャー・クエスト / 国際理解 |
Research Abstract |
(1)「文化探究学習」を開発したノーマン・シャピロウ所長、シエラ・ガーシュ教授、ローダ・ペルザー教授らに「文化探究学習」プロジェクトの理論および実践的背景についてのインタビューを行い、日本語への翻訳を行った。また、ニューヨーク市立大学教育開発センター監修「文化探究学習」教師用マニュアルの翻訳を行い、これらを報告書に掲載した。 (2)「文化探究学習」を実践しているニューヨーク市立第161小学校およびモットホール学校の見学および情報担当教員・学校司書へのインタビューとその一部の翻訳を行い、報告書に掲載した。インタビューをした教員・司書は以下の通りである。ベンジャミン・ゴールドスティン教諭、ジョナサン・メイヤー教諭、ピーター・コーニッカー司書(第161小学校)、シンシナ・アーニッド校長、アンソニー・サルセイドー教諭(モット・ホールスクール)、ラビ・カリア(ニューヨーク市立大学)。 (3)法政大学キャリアデザイン学部専門科目「情報教育論」において、国立情報学研究所が開発した情報共有システム「NetCommons」および高電社の自動翻訳サービスを用い、日米の学生間による文化交流学習の実証実践を行い、日本教育工学会の研究会で報告を行うとともに、報告書に成果を掲載した。 (4)「文化探究学習」と学校図書館を中心とした調べ学習との関係を理論的に考察し、論文として報告書に掲載した。(坂本旬)また、「文化探究学習」と異文化教育および英語教育との関係を理論的に考察し、論文として報告書に掲載した。(村上郷子) (5)墨田区立押上小学校において日光・稲作・平和文化をテーマにした「文化探究学習」を行い、実践者の高木・渡辺教諭が実践記録をまとめ報告書に掲載した。また、法政大学キャリアデザイン学部「情報教育論」および「演習」では、押上小学校の実践をサポートするとともに、実際にニューヨーク市に出向き、ニューヨーク市内の小学校で日本文化を紹介するとともに、押上小学校とニューヨーク市内の小学校との交流を支援した。
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